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フランスの大衆紙
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「Le Orgon」
モリエールの喜劇「 Le Tartuffe ou l'Imposteur (タルチュフ~ペテン師)」の主役のオルゴンに因んだ
フランス現地の大衆紙。日本でも「オルゴン・ジャポン」として販売されている。
女性誌には「マダム・オルゴン」として販売。
旅行編、ビストロ、マルシェ、フランス国内のパティスリー、フランス映画、ママンが作るお手軽料理・・・
オルゴンの別冊として発売されれば、瞬く間に売れる。
「パティスリー特集」となれば、ダヴィッドは毎回、撮影を受ける。
兄ロベール、父ディミトリも同様。共に、M.O.Fの受賞者なのだから。
また、リヨンのショコラティエのアンリ・クリュゼも紹介されたことも。
コックコート姿は本当に絵になる。白い綿シャツにヴィンテージデニム姿はファッションモデルさながら。何でもないような服装もダヴィッドたちが着ればサマになる。
現地のフォトグラファーは、世界的セレブを撮影しているファッションフォトグラファー。
ダヴィッドだけでなく、リヨンのアンリの撮影も買って出ることがある。
スタイリスト、ヘアメイクアップアーティストも、アングラード一族やクリュゼ一族も顔なじみ。
「ダヴィッド、笑って!」
モデルポーズもファッションモデルさながら。一発で決める。
モノクロ写真やカラーもポートレート写真のよう。
ロベールとなれば、無精ひげと鋭利な目つきが魅力的だ。190cm超えの大柄も手伝っているほど。
方や、アンリも下記のように紹介されている。
190cm超えの長身、肩幅もとても広く、ファッションモデルさながらの容姿だ。
ダヴィッドと人気を二分するほど。
「パリのダヴィッド。リヨンのアンリ」
「1950年創業。リヨンの老舗ショコラトリー『クリュゼ』の次男。父ミシェルはM.O.F受賞者、兄マクシミリアンもM.O.Fのファイナリスト。リヨンのみならず、フランス国内では人気絶大だ」
フランス国内だけでなく、ドイツやイタリアでも話題持ち切りのパティシエ。
日本でも注目を浴びている。
ダヴィッドは既に、アンヌ・シェローと婚約を解消済み。
そして、風の便りでは、アンヌは新しい恋人も出来た、と。
瑠衣の日本でも、「オルゴン・ジャポン」として販売される。
パティスリー特集となれば、フランスの有名パティシエとなれば・・・
「ダヴィッドが紹介されているわ!」
「ああ、麗しのアンリ・クリュゼ」
女性のハートを鷲掴みしている。
瑠衣の卒業した製菓専門学校や全国各地の専門学校、高校の製菓課程でも話題は尽きない。
若手の男性教諭、男子生徒にも人気は高い。
「高校卒業の前かな?自分がゲイの気あるのに気づいたのは・・・?」
「パティシエ専門学校に入学。パリに出て、絶対に、アンリのハートを鷲掴みしてやるぞ!」
と言わんばかりの男子生徒もちらほらと。
瑠衣はダヴィッドを女性に取られたり、現地の男性、日本人の男性に奪い取られないか、ひやひやしているほど。
リセ・モンテーニュの生徒からのアプローチもひっきりなし、と聞いているからなおさらのこと。
******
作者yunaより。
「Le Orgon」は、フランスの有名大衆紙をモデルにしたものです。
皆様はお判りでしょうか?
次回、ダヴィッドは女性誌で話題を振りまこうとしています。
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