アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
またねのおやくそく
-
結局、ブランコの後滑り台や、遊具で遊んだ。
一般人に見えない俺達。傍から見れば子供が1人遊具で遊んではしゃいでいた様に見えただろう。
「楽しかった! あおくんも、しゅうくんもありがと!」
ぎゅう、と俺達に抱き着いてくる体温は温かい。
俺はその身体を抱き締め返すと、嬉しそうに彼ははにかんだ。
「しっかし完全に子供のお守りだな、こりゃ」
その言葉に俺は頷く。
でも。この時間は嫌いじゃない。
ただ任務の為に、目的の為に何かをしている時間とは違った、不思議な時間。
この感情に何という名前をつけるのか、俺は知らない。
「また遊ぼうね!」
別れるしゅうに、悠斗が言った。
しゅうは誤魔化すような笑顔だけで、返事らしい返事はしなかった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
40 / 55