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いまなんじ!?
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さらさらと、風が吹いている。
あれ、僕……窓開けたっけ……。
微睡んだ意識の中で、不思議に思った。
冷たい何かが、僕の髪を優しく撫でる。冷たいのに、心地良くて。僕はそれに頭を押し付けた。それは驚いたように一度引っ込んで、その後またそっと頭に戻ってきた。
擽ったい様な感覚に、僕は笑う。
「起きているのか」
そう声を掛けられてはっとした。
目を開けばそこにはあおくんがいた。
「おはよ、あおくん……」
おっきな欠伸をしながら、挨拶をした。
あおくんは、小さく笑った。
「もうこんにちは、の時間だ寝坊助」
言われた言葉に僕は驚いて時計を見た。
起きたのは7時くらいだったのに。気が付けば針は11時を指している。
「おこしてよ、あおくんのばかぁ!」
楽しみにしてたのに。
四時間も寝てたなんて勿体無い!
ぽかぽかとあおくんを叩いても、あおくんは笑うだけだった。
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