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「はい、563円ねぇ。」
「はい。ねぇ媛持って。」
「ん。」
八百屋に来てキャベツとピーマン2個と人参を買った。
媛は、ピーマンを見た時凄い顔をしていたけれど笑うのを我慢した。
次に八百屋の隣にある肉屋に足を運んだ。
「豚肉200g下さい。」
「はぁい、いつもありがとうね。」
「いえ。」
肉屋のおばさんは気前がよくて優しい。
「50gおまけね!内緒だからね!」
口元に人差し指を添えてウインクをした。
ほら優しいでしょ?
「いつもありがとうございます。」
「いいのよぉー!常連さんなんだから!はい、320円ね!」
俺はお金を渡して、そこから離れた。
「ねぇー、晃兄。」
「何?」
買い物帰り、媛が豚肉をが入った袋を持ち聞いてきた。
「さっきの人誰?」
「さっきの人?肉屋の人?」
「違う!晃兄の後輩!」
「あー、あいつなぁ……確か名前は海斗だったと思う。」
「すごいカッコイイよね!!」
「ブフォ!!」と笑いなのか分からない声が出て、それを隠すように咳払いをした。
「…どうしたの?」
媛は俺を凄い変態でも見るような顔で聞いた。
何て言うかなあ…
頭の中に、こんな選択肢が出てきた。
『①部活の後輩だよ。
②他人だよ。
③ゲイだよぉ~…(;;´ ▽ `;;)』
また変な選択肢出てきたよォ~~!!!
「晃兄?どうしたの?」
「う…」
今回は時間制限があるのか…キツいな…
まずどうしようか、①は絶対にすぐにバレてしまう。
どうしてかって?それは俺が帰宅部活動記録更新中だからである!
いやぁー部活なんて面倒臭いじゃん?
まぁ、ゲーム製作研究部みたいなのがあれば入っているだろうけど…
そして②。これは無いな。
他人なのに話し掛けてこないだろ普通。
最後に③!!これはOUTだろ!!?
さすがに海斗君も可哀想だろ…
それに今日初めて話したんだしさ…
「ねぇ、晃兄?」
やばい、そろそろ時間切れだ。
どうしよう…どうしよう……どうだ!!
「恋人。」
「は?」
アホかぁぁぁぁあああああああぁぁぁあああああああぁぁああああ!!!
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