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1 勇者の村
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エル「今日もいい天気だな……」
『空を見上げて居る。1人の青年、そう彼こそがこの世界を救う勇者であり、この村で料理店を営んでいる。』
エル「いやいや……勇者は副業だから本業は料理店だからね」
『今日の格言「勇者は副業、本業は料理店」』
エル「何この変なナレーション。しかも、勝手に格言にしてるし」
『変なナレーションとは失礼な。まともにナレーションしてるじゃないか』
エル「いや、ナレーションが普通に会話しちゃダメでしょ。そろそろ出てくれば?」
『バレてるなら仕方ないか』
誰も居なかった場所から青年が姿を現わす。恐らく、透明化の魔法などを使用して姿を見えないようにしてから誰かをからかうつもりだったのだろう。
姿を現した青年を見てエルは驚く様子は見せない。
⁇「驚かないって事はバレてた?」
エル「会話し始めたところからかな?聞いたことある声だし、魔物はこんな高度な魔法は使えないし高度な魔法を楽に使えて、朝からこんな事して来るのはリオンだけだしね」
リオン「流石、勇者」
エル「一緒にいるんだからそのくらい分かるさ。それより、店の掃除手伝ってよ。」
リオン「いや、俺これから忙しいんだよ。この後来るはずのシルヴァをからかったり、後で来るはずの魔王をからかう準備しなきゃいけなくてさ」
エル「すっごく、どうでもいい事だね」
リオン「失礼な!」
エル「いいから手伝って?」
無駄な威圧感でリオンを頷かせる。
リオンやシルヴァはよく本物の魔王より、勇者で料理店の店主をやってる裏魔王が怖いとアルタに語るほど怖いらしい。
そんな威圧感で言われた以上リオンは頷くしかなく、掃除をし始める。
エル「そろそろシルヴァが来る時間じゃないの?」
リオン「あ、そうだね。」
そんな噂をしていると勢いよくドアが開けられ1人の青年が入って来た。
おまけ
『今日の格言「勇者は副業、本業は料理店」
エル「ねぇ、それ少し気に入ってるでしょ?」
リオン「だって、エルを弄れる時ってあんまないじゃん」
エル「うわー……悪そうな顔」
リオン「いくら言っても読者には見えません〜」
エル「本当…見せてあげたいよ……」
リオン「無理だから諦めて」
エル「言われなくても分かってます」
おまけ……end
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