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初ちゅう【死クロ】
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(※お二人は付き合っている設定です)
「クロノアさん!」
「ん?」
「…や、やっぱなんでもないです…」
「?」
さっきから、ずっとこんな感じ。当の死神くんは俺に背中を向け、頭を抱えて悩んでいる様子
俺に何かを言おうとして、でも言ってくれない
どうしたのかな、もしかして、なんか悩んでるのかな…?悩み事だったら素直に言ってくれてもいいのに…
「死神くん」
「えッあっはい!?」
そんな、身体ビクつかせるほど驚かなくたっていいのに
「なんか悩み事?」
「え?」
「いや、さっきから悩んでるっぽかったし」
…あれ、大丈夫かな。俺がこんなこと聞いちゃって
どっちかと言うと、歳の近いぺいんてぃーの方が話しやすかった?いやまぁちょっとしか違わないんだけどね…
駄目かな?俺じゃ。
…仕方ない。ぺいんてぃー呼んでこよ。その方が早いかも
さて呼んでくるか、その前に死神くんになんか言ってから行かなきゃね、そう思う口を開いた
「あーもー!ほんっと好き!!」
「え!?」
まぁ、掻き消されたんだけどね
それより何…好き?な、誰が?
「何!?ほんと!ほんっともー!僕この人の彼氏になれて光栄なんですけどー!?」
「え、ちょ、死神くん?」
…俺の事言ってる?もしかして
「もう僕言っちゃいますね!クロノアさん!キスしてください!」
「…え?」
聞こえなかった、そう装ったつもり。
「だーかーら!キス!僕達付き合ってるのに全然してないじゃないですか!」
「…何、もしかしてそれでずっと悩んでたの?」
「はい!」
…俺の勘違い。いつのも死神くんだったね、これはぺいんてぃーにも解決できないやつだね
「えっと…どうすれば…?」
「ど、どうってほらだから…目瞑ってください!」
あ、俺が待つパターンなんだ
「ん」
「い、行きますよぉ~…」
その言葉からほんの数秒たった後、ふにっと柔らかい物が唇に当たった。その感触はすぐに離れて行っちゃったけど
あ、これがキスなんだ…
「…おわりまし、たぁ…」
目を開けると共に口も開ける。溜めていた空気がぷはっと外に出た
俺知らないうちに息止めてたや
目の前の死神さんを見ると、どうやらニヤニヤが収まらない様子。
かく言う俺も、ちょっとだけ口角が上がってる。
「えへへっクロノアさん!大好きです!」
「ん、俺も」
その後はひたすら抱きしめ合ってた。
俺の顔が真っ赤だったのは言うまでもなく
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