アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
もう一度!
-
うーん、全くどこいってるんだ?
学校中探しているが見つからない。
もう探す場所なんてあったっけ?
......( `・ω・) ウーム…
「響、どこにいるんだ?」
朝から口を聞いておらず、もう悲しくなってきて涙が溢れそうになる。
階段の隅でうずくまっていると
「ほら、晴樹。立てよ」
声がした方を見るとずっと会いたかった響がいて思わず抱きしめてしまった。
しまった∑۳(°□°۳"ll)と思っても遅かった。
「ふーん、そんなに寂しかったんだ?
口聞いてないだけで?
会わない日だって今までにあったじゃん」
それはそうだけど...
「今日は響のことをずっと考えてて、それで会っても口聞いてくれないし、もう俺と喋ってくれないと思ったらつい...」
「俺と口聞きたくないの晴樹の方なんじゃないの?
昨日すごい剣幕で飛び出して行ったじゃない。
ほら、俺がお前に」
響はここで言葉を切って、耳元で
「キスしたから...」
なんて呟いてきて、余裕そうな表情で顔を離した。
「...っ!それは、、」
真っ赤になった俺を見ながら、響きは楽しそうだ。
「それは...なに?」
「もういいから!」
俺が勢いよくそう言い放つと
「いいの?じゃぁ、これからもキスしていいんだぁ!」
と、してやったという、意地悪な顔をしていた。
「そういうことじゃない!」
「でも、いいって言ったじゃん。許してくれるんだったら、本気で嫌だったわけじゃないんでしょ?」
た、確かに...
俺、響にキスされて、最悪だとは思ったけど、気持ち悪いとかは一切思わなかったな。
むしろ、今思い返せば、少し気持ちよかったな…
「満更でもない顔してるじゃん。俺がいいんでしょ?」
「そんなわけあるか!
もうこの話はおしまい!」
怒ったようにして話を打ち切ると、
「俺もね、ちょうど言いたいことあったんだよね〜」
ゾクリとするような笑みを浮かべている
「昨日、俺にどけっ!って言って出てったでしょ。
俺に対してこんな言葉使っていいんだっけ?
バツが必要だよね〜!」
やっぱりこいつ大魔王だ!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 24