アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
百井先生は嘘つき6
-
子供の頃から親の言うことを聞き真面目に従ってきた僕のほうこそ、なにもできない。
仕事から帰ってきたら速攻でテレビの前のソファーに寝転がって、ごはんができあがるのをただ待っているだけ。
「なー、モモぉ」
CMに入ったタイミングでリンゴをむき終えた聖は、妙に甘えた声ですりよってきた。
僕が返事をせずにいると「ねぇん」とわざとらしすぎる口ぶりで、寄りかかってきた。
聖も僕も細めとはいえ成人男子二人分の体重を一気に受けた安物ソファーは、ギチギチと苦しげな音を立ててきしむ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 865