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知られたくなかった7
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「僕でよければ、なんでも答えるよ。青葉くん」
たとえフリーズしたとしても青葉はきっと応えてくれる。
信じているからこそ、彼が喋りだすまでじっと待つことはしない。
待つことは、彼にとって適切な気遣いにはならない。やさしくて口下手な青葉にとって、かなりの精神的負担になるだろう。
僕を待たせてしまっているという焦りと罪悪感で本音とは違うことを口走ってしまうかもしれない。
時間がかかってもいい。僕は青葉の心からのことばを聞きたい。
「先生に話して。青葉くんは、先生に、なにを質問しようとしていたのかな?」
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