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好きです7
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「ご、ごめんね、青葉くん! 先生、すっごくびっくりしちゃって。普段、好きとか言われ慣れてなくて。ぜんぜんモテないし、いつもバカにされてばっかだから……」
明るく、冗談のように誤魔化しても、まだ心臓はうずいている。
見え透いている自分に吐き気をもよおしながらも、必死で“だめな先生”を取り繕った。
「僕も青葉くんが好きだよ! 大事な生徒だ」
──青葉のことが好き。
嘘じゃないのに、ことばにすると嘘っぽくなってしまう。
抑えつけている衝動がいまにも暴走してしまいそうだった。
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