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side カナデ
カズマが体に入ってくるのが分かった
痛いとか気持ちいいとかそんなことは分からない
今の俺にあるのは虚しい気持ちだけだ
「カナデ、好き。好き。好き」
カズマが激しく俺を揺さぶる
「ンッ……ンッ……ンッ……あッ……ンッ…」
それでも体は正直で快楽を求める
もう何度カズマが俺の中に出したか分からない
意識を手放したい
そう思っていたときカズマが乳首を強く抓った
「…アァぁッ」
「今すげぇしまった。カナデのエッチ」
目を細めて笑うカズマの顔は今まで俺に向けていた弟の顔ではなく
Ωを征服しようとするαの顔だった
「ねぇ、カナデ。俺疲れちゃった。上になってよ」
言うと同時にカズマは俺の腰を持って上にした
「…はぅっ」
自分の体重でカズマがより深くささる
「ね、ほら。早く動いて?カナデ」
カズマは俺の乳首を撫でるが腰を動かそうとはしなかった
「カズマぁ」
縋るように名前を呼んだ
「だぁーめ。カナデが動いて」
ニコニコしてカズマは俺の乳首を触る
「……あっ」
強く抓られ思わず声が出た
「カナデは乳首が好きなんだね。強くすると中が締まってすげー気持ちいいよ。カナデこのままイけるかどうか試してみるのもいいね」
「いやぁ。カズマぁ……お願い」
カズマはニコッと笑って俺の乳首を摘み弄ぶだけで動かなかった
抓られるたびに自分の中がうねるのが分かった
俺が動けばこの永遠に続くかのような快楽から逃げ出せる
けど、それをしてしまえばレイにもう二度と会えない気がして出来ない
こんな事をした時点でもうレイに会う資格なんてないのにな
瞬きと同時に涙がつたった
ぺろりと頬を舐められ、腰を強く打ち付けてきた
「………あぁ!」
ソファーがギシギシとしなる
「出すよ!出す!カナデ。受け止めて俺の全部」
体の中に自分以外の熱を感じながら俺は意識を手放した
『カナデが俺の子孕めばいいのに』
最後にカズマのそう言った声が聞こえた
不思議な事に兄弟ではたとえ片方がΩ性でも子供は出来ない
それは腹違いといえど例外ではなかった
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