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温かい
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佳那side
…温かな体温と、ちょうどいいリズムでポンポンと背中を優しく撫でられていた。
ドクンドクン
心臓の音が自分のものでは無いと気づくと、佳那はバッと顔を上げた。
佳「雅弘さん…」
今日一番のリアクションだ。頬を赤らめ耳も真っ赤にさせた佳那は口をパクパクとさせている。雅弘がソファーに座り、向かい合って雅弘の膝の上に座った状態。どう言えばいいだろうか。御礼を言った方が良いだろうか。その前に「あっ…よだれ…」と雅弘の服に付いていないか確認する。
佳「温めてくれて、ありがとうごさいます。」
頬が緩んだ。こうして、抱っこをしてもらうのは何年ぶりだろうか。先程見た夢を忘れてしまうほど、雅弘の腕の中は心地が良い。
雅「あぁ」
雅弘の緊張が解けた笑顔に思わず胸が高鳴る。かっこいい。思わず見惚れてしまう。
花咲くように、恋に落ちる。相手は年上の男性。自分など相手にしてくれないだろう。
この時間を大切に。甘えるくらいなら少しは許してもらえるだろうか。
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