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雅弘
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雅弘side
可愛らしい弁当に癒やされながら、昼食を済ませると、50代くらいの上司の偉い方から会食に誘われた。
今晩は佳那の料理は食べれない、そう思うと気分が下がる。
仕事を切り上げ、上司と共に着いたのは日本庭園がある高貴なレストランである。
個室へと案内されると、誰かを待っているのか上司は落ち着かない様子である。
嫌な予感しかしない。
雅「すみません。今日は何を」
聞く前に、ドアが開いた。入ってきたのは化粧をし清潔感のある服を着た女性である。
縁談だと分かった今、逃げることもできず女性と食事をすることとなった。
女性は上司の娘で、結婚相手を探しているらしい。
結婚相手ならと、真面目な雅弘が良いと上司は思ったらしい。
雅「私には、子供がいます」
上司「奥さんは?」
雅「いません」
上司「なら、少しだけ娘と過ごしてみないか?」
雅弘は断れず答えてしまった。
少し彼女と過ごすだけだ。
それが佳那を苦しめるなんて知らずに。
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