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夢
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佳那side
凄く幸せな夢を見る。これは現実か…そんなはずが無い。雅弘が自身を好きと言って触れてくれる。
気持ちい、熱い。
好きな人の背中に手を回せば唇に柔らかた感触がした。雅弘の顔が近い。キスをされたと分かると、雅弘の舌が佳那の口内へと入ってきた。
服はいつの間にか脱がされていて、雅弘の大きな欲望と佳那の小さな象徴が合わさる。
雅弘が手を上下に動かして2つを刺激していく。
快楽に腰が揺れて、自分の声とは思えない高い声が出た。駆け巡る刺激に下半身に力が入る。果てた途端、疲れから目を閉じた。
──────…
目が覚めるとリビングから朝食のいい香りがして、体を起こした。目の前にポフンと絞ったタオルが落ち、おでこを触るとひんやりとしていた。雅弘が夜中まで看病してくれたのだろう。佳那すっきりとした表情で顔を出した。
佳那「…おはようございます」
雅弘とのあの夢を見たせいで少し声が小さくなっていますしまった。下げていた顔を上げて雅弘を見る。朝食を作っている雅弘の横顔は格好良くて見惚れてしまう。
雅弘「おはよう。昨日…」
佳那「昨日は迷惑をかけてすみませんでした。看病、してくれたんですよね。おでこがひんやりして気持ちよかったです」
雅弘「…それはよかった。今日は休みますか?」
佳那「熱も下がったみたいなので行きます」
雅弘「無理しないでね」
佳那「はい」
雅弘の優しさに佳那は自然と微笑んだ。雅弘はその顔を見ると耳を赤くさせた。佳那はそれに気づかず、洗面所へ行き顔を荒い歯を磨く。鏡に映る自分は寝癖が酷い。ワックスで整えると、首に赤い跡があるのに気づく。
いつ、虫に刺されたのだろうか。
それをキスマークだとは佳那は分からなかった。
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