アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
意識して
-
雅弘side
仕事部屋に篭った雅弘は溜め息を吐いた。ここ最近佳那と視線が合うと逸してしまう。原因は分かっている。佳那と淫らな行為をしてから、佳那を見ると下半身が反応してしまうのだ。
視線が絡むと体中が熱くて、鼓動が速くなる。
雅弘「叶うはずないのにな」
いつか、佳那はこの家を出ていくだろう。素敵な人と出会って、幸せな家庭を築くだろう。
想像すると、余計にこの恋が辛くなる。
雅弘「はぁ………」
歪む視界に、目を瞑り涙を堪えた。仕事に集中すれば忘れられるだろうか。
佳那とは家族。
佳那にとって自分は育ての親と同じだ。
日々の生活が、新婚生活に感じるのは自分だけだ。
好きと言ってくれても、それは家族として。
行為以上は求められていない。
頭を切り替えて、雅弘は仕事に集中した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
37 / 167