アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
仮面の下
-
中川side
雅弘と友人という関係になった。彼はまだ好きになってくれない。ゆっくりと近づいて深い関係になろう。まずは、彼に信頼してもらおう。
雅弘の家へと遊びに行けるまで、雅弘の中で自分存在が大きくなりつつある。
雅弘の子供であろう子が玄関まで迎えに来る。初めて会ったその子は男か女か分からなかった。雅弘からは男の子と聞いていたが…
声が高い、肩まである髪。女の子にしか見えない。
男の子は佐武 佳那。佳那の作った夕飯をテーブルを囲んで食べる。
女の勘………この子は雅弘に行為を寄せている。雅弘が電話で席を外すと、佳那と2人きりとなる。
中川は佳那と話しながらお茶を飲む。
緊張していた佳那の表情が柔らかくなる。佳那は雅弘について話し始めた。
男が男を好き?
なにそれ………
気持ち悪い。
表情に出ないよう、笑顔という仮面を付ける。
雅弘が戻ってくると、佳那は浴室へと行った。
中川「佳奈くんの料理美味しいですね。また、食べたいな」
雅弘「弁当も作ってくれるんだ」
雅弘は嬉しそうに言う。それが、中川には気に入らなかった。
中川「佳奈くん、部活に入ってないそうですね…
高校生なのに……さっき話したんですけど……
佳奈くん、お弁当作ったりするの大変らしいですよ?」
雅弘「…………佳那には無理をさせてるな………。あの子は俺に遠慮するから」
中川「私が、料理作りますよ!!佳奈くんには高校生活を楽しんでもらいたいですし!!」
これで、雅弘と一緒にいれる口実ができる。中川は仮面の下で笑う。
雅弘「中川さんには悪いので、俺が作ります」
中川「そうですか………。また、遊びに来ていいですか?あっ、今度は私の家に来てください!!」
雅弘「はい」
料理が雅弘に作れないのは残念だが………雅弘との距離が縮まった。
男(佳那)は女(私)に勝てない。
雅弘は私のモノ(男)になる。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
40 / 167