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番外編 年越し
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* * *
何年目の雅弘との年越し。仕事納めがあるため、飲み会から帰宅した雅弘からは酒と女の香水の臭いがした。
佳那「おかえりなさい…」
雅弘「ただいま」
雅弘が脱いだコートを佳那はハンガーにかける。夕飯はどうするか問えば食べると言う。飲み会で飲んできたはずなのに、雅弘はきちんと佳那の料理を食べるのだ。
佳那「準備する間にお風呂どうぞ」
雅弘「ありがとう」
胃に優しい物を用意して、雅弘が出てくるのを待つ。染み付いた妻のような家事仕事に、佳那は少しだけ少しだけ嬉しく思った。
雅弘「佳那くん、ありがとう」
そう言って雅弘は佳那の隣に座ると手を合わせて感謝をする。料理を口にすれば美味しいと言って食べてくれる。
あと30分で今年が終わる。テレビを付けていないため聞こえるのは雅弘だけの声。
雅弘「来年も初詣一緒に行こう」
佳那「はい」
約束すればするほど佳那は雅弘に落ちていく。今日もありがとうと褒めて撫でてくれる優しい手に佳那は幸せそうに目を瞑った。
END【番外編】
※まだ、完結してないのであっさりした内容になってしまったと思います。
来年も、罪の償いをよろしくお願いします。
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栗山 雅弘(くりやま まさひろ) 24歳。男。佳那を引き取った。佳那の姉の自殺の原因が雅弘らのいじめによるものだった。
佐武 佳那(さたけ かな) 親はいなく、唯一育ててくれた姉を中学2年で失う。お姉ちゃん大好き。
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