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片想い
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相手に聞こえてしまうのではないか、それくらいドキドキと心音が頭に響くほど動いている。
告白なんてされたことがない。初めてのことに、佳那は赤面した顔を手で隠した。驚きのあまり涙がひっこんでしまった。
竹内「佳那?」
佳那「うっうん………」
竹内「すぐにでも俺を好きにならなくていい……でも、考えて欲しい……俺、佳那が好き。付き合ってくれませんか」
佳那「えっと……」
竹内「返事……ゆっくり考えて」
佳那「うん……」
───────……
その後、勉強しても頭に入らなくて。竹内の顔を見ては佳那は赤面した。こんなにカッコイイ彼が自分を好いていたとは………
女子からの告白もよくある人気者の竹内。いつもは友人として見ていた彼を初めて男として意識した。
竹内「──な…………佳那?」
佳那「ひゃい!!」
竹内「夕飯できたって」
佳那「うんっ」
意識して「うん」と答える可愛らしい佳那を見て、竹内は笑ってしまった。
告白して後悔するかと思ったが、今は清々しい気持ちである。
佳那が自分を好きになってくれるために全力でアピールしていこう。
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