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でっデート2
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手袋や服そして大学に必要なスーツを買うと佳那の腹の虫が鳴いた。
佳那「えへへ…お腹すきました」
佳那は腹を撫でながら耳を真っ赤にさせた。腹から鳴り続ける音に、「もう止まって」と思いながら雅弘に聞こえないように少し距離を取る。
雅弘「もう、12時過ぎてたね…俺もお腹すいたぁ…」
フードコートにするか、下の階にあるレストランにするかどちらかがいいか2人は迷った。プラプラと歩きながら、佳那達はフードコートにあるソファに座る。
佳那「たこ焼き…懐かしいです。昔、お姉ちゃんとお祭りに行った時………全部食べられたんですよ…」
姉のことを思い出したが、そこまで悲しいと感じなかった。きっと隣に雅弘がいるからだ。
たこ焼きが無性に食べたくなって、佳那は雅弘にたこ焼きを買ってもらった。
佳那「雅弘さんは何にしますか?」
雅弘「俺は……うどんにしようかな」
その時の雅弘の表情が悲しそうに見えて、佳那は姉の話題を出したからだと思い、言わなければ良かったと後悔した。
雅弘「佳那くんは、今……幸せですか?」
佳那「はい、雅弘さんと一緒にいれて幸せです!!」
雅弘「俺と?」
佳那「雅弘さんと一緒にご飯を食べて、一緒にテレビを見たり…好きなんです…ずっと…できたら………いいなって………」
佳那はそれを言って赤面した。まるで…告白みたいじゃないか。どうしよう。焦っているせいか上手く頭が働かない。
雅弘「ありがとう。俺もだよ」
佳那「本当ですか!」
佳那は顔を上げて、雅弘の顔を見た。雅弘は嬉しそうに目を細める。
すっごいドキドキする。心臓の音が脳に響く。
雅弘に聞こえてしまうのではないか。
もう、佳那の気持ちは止まらなかった。
佳那「好き……」
雅弘「え?」
佳那「好きなんです」
いつからか、雅弘の反応に一喜一憂する自分がいた。笑顔が好き。優しい所が好き。育ててくれたのに、本当の父親のようにしてくれたのに。
────なのに…僕は、あなたを好きになってしまった。
雅弘「佳那くん…俺も佳那くんを家族として好きだよ」
─────家族として…
僕は違うよ。
僕は、キスしたいとか…もっと触れたいとか
そういう好きなの。
佳那「違う………違うの………」
※すみません!文を訂正しました。大学受験に必要と書いてあるのですが、大学に必要でした!
私は音高から音大へ。受験はスーツ(それかワンピース)とドレスでした。普通の高校生活というのを経験しておらず、知識が足りませんでしたorz
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