アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
番外編 バレンタイン
-
* * *
バレンタインデーは休日ではなかったため、佳那は家に帰り急いでガトーショコラを作った。
きっと雅弘は会社の同僚らからたくさんのチョコをもらってくるであろう。
高級チョコ VS 手作り(佳奈の)
勝つのは高級チョコだ。少しだけ、憂鬱な気持ちになる。
どうしよう…
今更ながら、チョコを貰ってくるのだから、自分が作ったら余計にチョコの量が多くなって…
チョコが飽きたとか。もう、いらないとか。言われるのではないか。
雅弘「ただいまー!!」
佳那「おっ…おかえりなさい」
雅弘「いい匂いする」
佳那「ガトーショコラ作ったんですが…」
佳那は雅弘の手に下がっている紙袋に視線がいく。
雅弘「あぁ…今年はチョコ、貰ってないんだ…ごめんね?」
雅弘は佳那がチョコを楽しみにしていたと勘違いしている。
雅弘「最近、チョコレートは本命に渡すとか、社内では義理チョコなど近所になったりとか色々と考え方が変わってね」
それを聞いて佳那はほっとし、それと同時に嬉しくなった。
───今年一番最初に本命に渡すのが僕になった。
オレンジ色のライトの下で、2人で夕食を囲む。幸せな時間が流れて。今日、早く帰ってきて良かったと思った。
ガトーショコラも夕飯も美味しくいただきました。
番外編【END】
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
59 / 167