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宅飲み3
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─────…
結局、佳那から飲むように進められ、雅弘は酒を1口飲んだ。
杉原「美味しい飯と美味しい酒っ…そして可愛い佳那ちゃん」
杉原はというと、もう出来上がっていて、耳まで真っ赤にさせていた。ここまで、なるとは佳那は思わず、少し困った様子だ。
杉原「ねぇねぇ、佳那ちゃんは雅弘の彼女知ってる〜?」
佳那は目を見開いた。雅弘に彼女がいたなんて、聞いたことがないからだ。
それに、雅弘は僕を「愛している」と言った。
もしかして、相手がいたのか?
佳那は不安な目で、杉原から雅弘へ視線を移動させた。雅弘は首を横に振る。
『彼女はいない』そう言っている目だ。
ただの杉原の勘違いだ。と、安心した佳那は、杉原に「コーヒーは如何ですか?」と問う。
杉原「もうちょっと…だけ………」
雅弘「杉原…飲みすぎだ。二日酔いになったら、どうする…。佳那くん、このお酒を冷蔵庫の奥に入れといてくれる?」
佳那「…はいっ」
佳那は急いで酒を冷蔵庫へしまい、コーヒーを淹れた。
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登場人物
栗山 雅弘(くりやま まさひろ) 24歳。男。佳那を引き取った。佳那の姉の自殺の原因が雅弘らのいじめによるものだった。
佐武 佳那(さたけ かな) 親はいなく、唯一育ててくれた姉を中学2年で失う。お姉ちゃん大好き。
杉原 修也(すぎはら しゅうや) 雅弘の同期
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