アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
大人の
-
佳那side
雅弘が起きていたという真実に、佳那は毛布で顔を隠した。
(起きてるなら、言ってよ…)
散々やらかした自分が悪いのだが、佳那は何事も無かったように布団に潜った。
雅弘「佳那くん……」
佳那「………なんですか?」
佳那の行動が理解できない雅弘は只今混乱中である。
雅弘「あの…なんでキス……したの?」
(ダイレクトに聞いてきたーー!!)
欲のままに動いたなんて言えない。佳那は目を泳がせ、「えーっと……えっと…」と繰り返す。
雅弘「唇にはくれないんだね…」
佳那「最初から起きてたんですか!?」
雅弘「…寝てました」
雅弘の嘘は通用しない。佳那は両手で顔を覆い「忘れてください」と言う。
雅弘「忘れられない…あんなにキスするんだもん…寝てる時じゃなくて起きてる時はしてくれないの?」
佳那「うぅ…恥ずかしい………」
雅弘の手が佳那の頬に触れる。佳那は雅弘を見つめると、吸い込まれるように唇を合わせた。
佳那「ん………」
ふにっと触れて、雅弘の舌が佳那の唇を舐めた。驚いて口を少し開けると、その隙間に雅弘の舌が入る。飴を舐めるように、雅弘は佳那の口内を味わう。
佳那「んっ……んぁ…………ぁ………」
息ができない。どうすれば息ができるのか分からない。佳那は唇が離れる隙に息を吸う。
ぬるりとした感覚。唾液が混ざり、くちゅくちゅと音がたつ。
雅弘「鼻で息をして」
そうだった…鼻で息ができる…。だが、鼻息が雅弘にかかりそうで、それが恥ずかしい。
佳那「はぁ…ぁ………んっ………」
歯の裏、舌同士が絡まり、気持ちいい。雅弘と同じように、舌を絡ませれば、雅弘は答えてくれる。
快楽に耐えられず、ぎゅっと掴む雅弘の服にはシワができる。壊れないように、優しく、雅弘は佳那の腰に手を回した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
84 / 167