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嫌だ
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佳那の真剣な表情に涼平は佳那の言いたいことが分かった。別れを切り出される。
それが嫌で、涼平は佳那から逃げた。
佳那「待って!涼平っ!!!」
後ろから聞こえる佳那の声。
佳那は必死に涼平を追いかける。
佳那「わぁっ!!」
バチンと床に手を打ち付ける音、足音が消えた。振り返れば佳那は転んでいて今にも泣きそうな顔である。
涼平「佳那っ」
駆け寄ると、佳那はぎゅっと涼平の手を握った。
佳那「涼平聞いてっ!僕の気持ち。僕ね雅弘さんが好きなの。中途半端な付き合いはできない。だから、涼平の気持ちに答えることできない」
涼平「だから諦めろって?」
佳那「ごめん…」
佳那の気持ちは分かる。涼平の気持ちは佳那にとって邪魔なことも。でも…
涼平「嫌だ。なんであいつなの?なんで…俺じゃ駄目なの。俺の方が佳那を好きだ。」
嫌だ嫌だと涼平は佳那を抱きしめる。佳那は期待させるようなことをして悪かったと何度も謝った。
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