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僕の信じる人
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佳那side
自分の信じる人はそんな酷いことはしない。雅弘の口から「やっていない」と聞けて佳那は安心していた。
雅弘「佳那くんは誰とその話しをしたの?」
佳那「雛形さんです」
雅弘「一人で?」
佳那「一人でです」
何か不味いことを言ったのだろうか。雅弘の表情がいつもとは違う。怒りを表していた。
なぜ、怒っているか分からないが、佳那は謝る。
雅弘「知らない人に着いてっちゃ駄目だ。その人にはもう会わないで欲しい」
「なんでですか?」この重い空気では聞けなかった。雅弘の同僚なのにどうして?佳那の疑問は溜まっていく。
佳那「…分かりました」
僕はこの人を信じると決めたから。真っ直ぐ向けた目。目が合ったのに、好きな瞳から逸らされてしまった。無表情の顔は何を考えているのか分からない。
悪いことをしている自覚は無い。それなのに、なんだろう、この胸のモヤモヤは。
甘い時間に戻したい。
佳那「雅弘さん…」
手紙の話しから話題を変えた佳那は、雅弘の唇に自身の唇を重ねた。少しカサついた唇は、雅弘が舌で優しく舐めることによって柔らかく潤っていく。
愛撫は先程の重い空気を無くし、思考を奪う。
求め合うように2人は激しく唇を重ねた。
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雛形 翔人(ひながた はやと)
※更新遅れてすみません!!表紙変えました!!
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