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温泉2
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───────…
お日様のひかりが頬を撫で、ゆっくりと目を開けた。畳の匂いがし、いつもと違う風景に眠っていた脳も起きる。
雅弘「おはよ」
佳那「…おはようございます」
昨夜のことを鮮明に覚えていた、佳那は恥ずかしさのあまり布団にもぐった。
あんなことやこんなこと、全部を見られてしまった。
でも、、、最後までしなかった。
佳那は大学へと進学する前にしたかったのだ。
雅弘「佳那くん起きてる?」
佳那「…寝てます」
雅弘「起きてるじゃん」
くすっと笑う雅弘は、佳那に出てくるように言うとモゾモゾと出てきた佳那を抱き寄せ、柔らかな髪を撫でた。
佳那「雅弘さん…僕……あの…雅弘さんなら最後までしてもいいです」
雅弘「えっ……」
勢いで言ってしまった佳那は耳が赤い。でも、本当に雅弘とならしてもいいのだ。好きあってるのだから、したっておかしくはない。
雅弘「その、俺は…」
───俺は、君としてもいいのだろうか?
卑怯な自分は未だに真実を言えていない。佳那と出会って、好きになって、それで…夜を一緒に過ごしたいとは思う。だが、もし佳那に真実を知られて、嫌われたら……
最後までしてしまったら、佳那を手放すことができなくなってしまうかもしれない。
最低で自分のことしか考えていない男は「佳那くんが20歳(はたち)になってからかな…」と大人ぶる。
佳那「いつか、僕を食べてくださいね?」
上目遣いの、高めの声。小悪魔な子はいつかという不確かな約束をするのであった。
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