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はじめての3♡R18
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「────っんっぁああああ!!!」
何度目の射精だろうか。雅弘によって広げられた後ろの感覚が無い。佳那の体が力なく体がベッドに沈む。
大きな胸板から汗が流れ、佳那の腹へと落ちた。
「はぁっもうっむりっでないっ」
涙で顔がぐちゃぐちゃなのが分かっている。佳那はそれでも今、動いている大きな手を止めたかった。
「ごめんね…辛いと思うけど…」
雅弘がいったい何を言っているのか分からなかった。だが、雅弘の手が抜かれ、蕾に熱い肉欲を宛てがわれた時には気づく。やっと一つになれると。
「はぁっ、きてっ……」
雅弘の首に手を回すと、愛しい人の瞳を見つめた。抱いている自分を見て欲しいと、憶えていて欲しいと、佳那は羞恥と戦いながらも、淫らな姿を見せる。
「はぁっあっ……あ────っ!」
大きな熱いものが中を埋めていく。ギチギチとゆっくり受け入れて、奥まで届いた。
「んっ、はっはっはっぁっ」
「くっ……はぁっはぁ」
中に自身の形を覚えさせるように、雅弘は繋がったまま動かない。本当は動きたいが佳那に負担がかかるため、落ち着くまで佳那の頭を撫でる。
「んっ…はぁっはぁっんっふぅっ」
佳那は、初めての感覚に上手く呼吸ができない。こんなに苦しいなんて知らなかった。
雅弘が我慢をして待っていてくれていることが、表情で分かる。
「んっもうっだいじょぅぶっましゃひろっしゃんっあっ」
「だが……佳那が…」
「いいのっんっ……すきにっうごいてっほしいっ」
雅弘に心配をかけないいよう微笑むと、雅弘は自身の顔を手で隠した。
「……っ!ごめん…はじめてだから、下手で」
「・・・・はじめて??」
ここでまさかの童貞発言に、佳那は聞き直してしまった。
「っ仕事は忙しくてそんな余裕なかったし」
雅弘の耳が赤く染まる。顔を隠しているが、顔が真っ赤なのがバレバレである。
雅弘の余裕のある所ばかり見ていた。二人とも若葉マークだということに嬉しくなり、佳那は雅弘の顔を隠している手を撫でる。
「ふふっだいじょぶっぼくもっはじめてっだよ?
はじめてっいっしょでっうれしい」
「──っ…俺も、初めてが佳那くんで嬉しい」
大きな手の隙間から見えた瞳から綺麗な宝石がこぼれた。嬉しいありがとうを繰り返して雅弘は佳那の小さな手をぎゅっと握る。
「佳那くん、幸せすぎて怖い」
「ぼくもっ」
死ぬまで、死んだ後もずっと一緒にいたい。
雅弘の胸につまった幸福という感情が、佳那の胸に移り、視界が涙で歪んだ。
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