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最初の出会いは、小学生になってから。
君は、初等科に通っていたよそ者の僕に初めて話かけてくれた。
「きみは、なんて名前なの?
僕の名前は、桃倉 景帝 モモクラ ケイタ」
「僕の名前は、文城 智紘 フミシロ チヒロ
桃倉くんて、隣の家の子?」
「景帝でいいよ。僕も智紘って呼ぶから。
よく、知ってたね。学校でもよろしくね」
初めての会話は、こんな感じだったと思う。
僕に、景帝が話かけてくれたおかげで友達は、すぐにいっぱいできた。
一緒にいることが多くなったのは、家が近い桜沢 遙榎 オウサワ ハルカ。
遙は、運動が得意だった。
走るのが早くて景帝といつも競ってた。
僕らの家は、金持ちと言われている。
遙榎は、僕らの中でも1番だったと思う。
僕は、自由でなくても
このしばられた空間の中が好きだった。
遙榎も景帝も郁弥も優都もいる。
この場所が僕の生活のすべてだった。
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