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「もう家か。バイバイ智紘」
「ああ。郁弥、悩みは解決した?
じゃあ、僕は帰るよ。またね」
そうして郁弥と別れた。
僕の記憶は、そこで途絶えた。
************************************
郁弥side
「郁弥、どうしてあんな家の子に勝てないの!?あんな、母子家庭の家の子に!!
お兄ちゃんは、優秀なのにあなたは、どうして!?」
また始まった。母親は、ヒステリーをよく起こした。
きっと、僕が智紘や遙榎に勉強で負けるのが許せないのだろう。
また、殴られる。誰も助けては、くれない。
今日は、30分か1時間か。
ああ早く学校に行きたい。
僕の唯一の居場所。
大切な場所へ。
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