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体育祭本番が行われた。
朝は、走る競技ばかりだから僕の出番はないや。
白崎君はどこだろう。朝から会ってないけど
「智紘!!」
「ん!?あ、白崎君。ちょうど、探してたんだ。」
「あー俺もだよ。俺、次走るんだけどハチマキ教室に忘れてさ、貸してくれないか?」
「うん、いいよ。
ついでに、僕暇だし教室から取ってくる」
「ほんとか!?サンキュー、ほんま智紘可愛いな。」
「なっ!?…誉めてもなにもでないよ。
じゃあ、頑張ってね。」
「おお、行ってくる。」
白崎君は、やっぱり速いのかな。
さっき景帝も走ってたけど、やっぱり速かったな。……最近、景帝と話してないや。
………はぁ。
あんまり、考えないようにしよう。
今日は、体育祭なんだし。…うん!!
優都は見てないからサボリかな?
遥榎は敵チームだし。分かんないや
早く教室行って、白崎君でも応援しよう。
こっちの裏道の方が近いかな。
ガッ
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