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爽side
戻ってきた慎也に嫌な目を向ける。
爽『前に夜遊びが減ったと思えば…へぇ。』
慎也『なっ、なにさー。』
爽『別に、良いんじゃない?慎也が幸せなら。』
慎也『俺もさ、最初は愛だの恋だの気持ち悪いと思ってたよ。爽より重症じゃないけどね。
でも違った、俺の場合は愛を誰もくれないからそう思ってただけだった。』
愛を誰もくれないから…か。
慎也『でも爽は違うよね、愛がわからないからでしょ。』
分からないものを求められても鬱陶しいだけだもんね、と言ってから歩きだした。
爽『…は?何言ってんの、早く行くよ。』
怒りを抑えて早歩きで慎也を置いて行った。
…殴りたくなる程イラついたのは、きっと自覚がないだけで図星だから。
でもいい、愛なんてもの必要ない。
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