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爽side
いつもなら机に突っ伏して朝をやり過ごすところだけど、今日は違った。
頬杖をついて窓の外を眺めるものの、耳は他人の会話に集中させていた。
『同じ学年のさ、稔屋禄いるじゃん。』
稔屋禄…
『あぁ、あの怖いけど綺麗なヤツ?』
『そそ!また別れたんだって。』
『…それさ、どこで聞いたんだ?』
『稔屋の元彼。』
『あ、そうなの?何時もさ、誰かの目の前でイチャついている訳でもないし…本人が言いふらすような人じゃないから皆どこで情報集めてるのかと思ってさ。』
『あー、それね。何故か知らないけど風習みたいになっていて稔屋の彼氏になった人は周りに公言して、別れても公言するって。』
『それただのクズじゃん。』
『本当な。』
ふぅん。
なんとなく席を立って噂をしているクラスメイトの輪に入る。
爽『ねぇねぇその稔屋って人のタイプってどういうのなの?』
『おっ、爽も気になる?あのな、稔屋より背が高くてゴツイ人らしいよ。今はまでの恋人の統計的に。』
爽『ふぅん、面白い子なんだねぇ。』
『やばくね?爽が稔屋狙ってる!』
爽『そんなことないよ〜』
笑いながら席へ戻って朝SHRが始まった。
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