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禄『ゆずっ』
急に部屋から飛び出してきた俺に驚く二人。
だけどそれは気にせず、ゆずに迫る。
爽『みの?』
飛び出してきたはいいけど、何を聞けばいいんだ?
傷付いた?って?!
馬鹿だ俺。
確か透真は顔を見れって言っていたな…これしかない。
禄『顔見せて。』
そう聞くと案の定、理解出来ていなさそうだった。
爽『え、どうして?』
禄『俺、ゆずのこと傷付けちゃったって…。
そんなの分からなくて、でも透真は顔を見るようにしろって…』
正直に話すと、ゆずは困ったように笑って。
爽『そんなの俺が先だよ。みのも頑張って話してくれたから言うけど、俺結構素っ気なく接しちゃうんだよね。本当はさっきみのが一緒に居たいって言ってくれた時凄く嬉しかった。』
禄『嬉しかったの…?
寂しかったのは俺一人じゃない?』
爽『一人じゃないよ。
自分で照れ隠しで素っ気なくしたのに、我慢させたのに1人で平気って聞いた時胸が痛くて…』
少し恥ずかしそうに、情けなさそうに話すゆずは格好良い。
禄『傷つけてごめん、教えてくれてありがとう。』
爽『あー"俺かっこわりぃ…。
ごめんな、ありがとう。』
禄『ううん、どんなゆずも格好良いから。』
すると自分の髪の毛をかきあげて、顔を赤くしていた。
ゆずが天邪鬼な分、俺が素直でいればいいんだ。
これから気をつけよう。
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