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どうしよう…
あんな過剰にセックスに反応してしまった後では自分が恥ずかしくて透真にくっつけない。
せっかく一緒に居るのに、同じ部屋で寝られるのに。
そう悲しみながらチラチラと透真の様子を盗み見る。
その視線をずっと感じていた透真は不機嫌そうに言った。
透真『そんなに警戒されると居心地が悪いんだけど。』
慎也『ごっ、ごめん!警戒してる訳じゃなくて…』
くっつきたいのに恥ずかしくて、と伝える訳にもいかずに黙ってしまう。
透真はオドオドする俺に溜息をついた。
透真『なんで最後まで気持ちを伝えないんだよ。
俺が警戒されていると勘違いしたままでいいのか?』
慎也『っよくない!』
透真『なら言えよ。』
でも…と黙り込んでいる間、透真は催促せずに待ってくれていて。
意を決して言うことにした。
慎也『…くっつきたいのに、さっきの自分の反応が恥ずかしくて出来なかったから悲しいなって…。』
すると透真は優しく慎也の頭を撫でる。
透真『よく言えたな、偉い。』
慎也『ん、えへへ…』
出来て当たり前の事なのに、透真は必ずこうして俺を褒めてくれる。
それが何かくすぐったくて照れてしまう。
透真『何も我慢しないで触りたい時は触れてこい。抱き着きたければ抱き締めてやるから。』
慎也『ふふ、わかったぁ…』
我慢するなと言って貰えたのが嬉しくて、抱き着く。
ぎゅう、と力を込めると抱き締めてくれた。
改めて好きだなぁと感じて透真の胸に擦り寄る。
透真『…なぁ、慎也が可愛すぎて我慢の限界なんだけどキスだけしていいか?』
慎也『っ、俺何も可愛くないよ?!』
否定するも透真は熱の篭った目で俺の目を見つめたまま。
そんな透真を見ていると自分もしたくなってくる。
恥ずかしいという気持ちを押し退けて、キスを強請った。
慎也『キス、して…?』
透真『あぁ…』
そしてお互いの唇が引き寄せ合うようにして重なった。
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