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1番初めに探すのは朝の空き教室。
ガラガラ…
ゆっくり開けても中は無人。
ゆずが居ないと分かっていても中に足を踏み入れてしまった。
朝にゆずのいた所をぼーっとみていると、キラリとなにか光った。
禄『これ…ピアス?』
恐らく、ゆずのだ。
そのピアスを掌に握り締めて、ほかの場所も探しに行って…
2時間くらい経った。
全部探したのに何処にもいない。
疲れて寮の庭で座り込んでいると、誰かが近寄ってきた。
『稔屋、話があるんだけど着いてきてくんない?』
相手は高身長でガタイもいい。
柔道、空手のどちらかやっていそう。
禄『ここじゃだめ?』
疲れてあまり動きたくないんだけど。
『誰に見られるかわからないからな。着いてきてくれ。』
何処に行くのだろうと首を傾げるが、確かに此処だと色々な人が通るから…
禄『少しだけなら。』
あまり気は進まないけどついて行くことにした。
この時ついて行かなければ…
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