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爽side
何やってんだ俺。
みのにセフレなんているわけないだろ、あんな純粋な反応してたのに。
ただ、みのがセフレと縁を切らなくていいなんていうから腹が立った。
縁を切りづらいのは確かだから余計に。
…どう考えても俺が確実に悪い。
あそこで追いかければいいものを俺は行かなかった。
あれから暫く空き教室に座り込んでいたが、俺は雫とセフレを辞める為に部屋へ来ている。
インターホンを押すと雫が出てきた。
雫『爽くん?どうしたの?』
前は可愛いと思えた雫に対して、今は何も感じない。
ただ胸がもやもやする。
爽『話があって来た。』
一瞬表情を暗くしたように見えたが、ニコリと微笑まれる。
雫『中入っていいよ。』
入ってから何回かシたことのあるベッドに案内された。
同室のやつは出かけているらしい。
自分の足元に目を落としていると、飲み物を持って雫が戻ってきた。
雫『お茶でごめんね。』
爽『いや、ありがとう。』
俺のとなりに腰を下ろした雫は口を開いた。
雫『話って?』
爽『セフレをやめて欲しい。』
雫『…言われると思った。稔屋禄でしょ?』
フルネーム…
爽『あぁ。』
雫『…嫌だって言ったら?』
爽『言っても聞けない。』
俺の言った言葉を聞いてクスリと笑った。
雫『ふふ、一途になっちゃって。
…僕の方がずっと先に爽くんの事好きなのに。』
最後の方は声が震えていた。
爽『知ってる、ごめん。』
知ってる中セフレを続けていたんだ。
改めて考えると人として最低だったな。
自分の行動に反省していると、雫から提案をされた。
雫『爽くんは何も悪いことしてないでしょ。
…ねぇ、最後にエッチしたい。僕を稔屋だと思っていいから。』
それでやめてくれるなら…
爽『…最後な。』
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