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俺たちの家庭事情2
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東紫「あっれ〜?華南ちゃん、コレなーに?」
大量のティッシュが捨ててあるゴミ箱を持ち上げてわざとらしい声を出す、兄、東紫(とうし)
北斗「皆でせっかくアドバイスしたのに、なんで今日泊まってこないの?」
一人用の小さいソファーに寄りかかり、携帯ゲームをしながら喋る
弟の北斗(ほくと)
東紫「おーおー、午前から出かけたと思ったら、真昼間っから済ましてきたの?」
人様の布団の上だというのに我が者顔の東紫。
北斗「シてきてないんじゃん?帰ってきて直ぐ抜いてたし」
東紫「うわ!マジ!!」
華南「てめーら!!!何勝手に人の部屋でくつろいでるんだ!!!」
俺様、華南の部屋のはずなのに何故か兄貴と弟がくつろいでる上に、人の性生活について軽々しく会話してやがる、ってか北斗!何故俺に起こった出来事を知っている!!俺たち兄弟の部屋は皆隣接してないぞ!!
北斗「ヤれなかったからって八つ当たりかよ、うわ、かっこ悪」
東紫「なんだよ、今度のはそんな純情な子なのか?」
北斗「そんな事ないんじゃん?昨日テレフォンセックスしてたよ」
華南「北斗!!!!!!」
な、な、な、なんでこいつそんなことを!!?!
東紫「テレフォンセックス!!萌える!!相当エロいじゃん!!」
北斗「俺ヤダなー、触れなきゃ」
華南「いや、だからなんで知ってんだよ!!」
北斗「え?面白そうだったから、…ねぇ、2人いるなら1人貸してよ」
東紫「マジ!?」
華南「おい!!」
なんだ!なんなんだ!!
華南は慌てて北斗の首を腕で締め上げ、耳元で低く歯ぎしりしながら囁く。
華南「どこまで知ってる」
締め上げてるはずなのにケロっとしている北斗、彼の手が邪魔をして、技が完璧に入っていない、北斗は涼しい顔して
北斗「全部」
なんて言いやがった!!
全部!?全部ってなんだ!!
とりあえず、名前と性別はバレてると推測するのが正しいだろうか、こっちからは情報はやらねーぞ!!
なぜなら北斗は真のドSだからだ!!
こいつは目を付けた獲物はとにかく食わなきゃ気が済まない、超超自己中なやつだ……ん?ちょっと待て。全部知ってて1人貸せっておかしくない?相手男だって分かってて言ってるのか?
東紫「テレフォンセックスできる子、俺も欲しいなぁ、俺にも貸してよ」
華南「貸すか!!だいたい本命だって言ってんだろうが!!」
東紫「初耳。ってか2人とも?」
華南「え?」
北斗「本命二股なわけないよね?」
ーガチャ
西牙「お前ら声デカイ、何やってんだ?」
仕事から帰り、スーツのまま顔を出したのは西牙(さいが)
東紫・北斗「「おかえりー」」
華南「…お帰り兄貴…」
西牙「何だ、暗い顔して、ヤってこなかったのか」
東紫「そうなんだよ!その上エロい子2人も本命だって!」
西牙「そうか」
北斗「2人なんて、おかしいよな、同時になんて相手できないだろ」
西牙「そんなことないだろ、俺は相手するやつにはいつでも本気だぞ」
東紫「兄貴器用だからなぁ」
北斗「俺無理」
東紫「北斗は身も心も束縛しないと気が済まないからなぁ」
北斗「絶対服従させる」
東紫「恐ァ〜。俺、軽いノリがいいなぁー」
西牙「まぁ、人それぞれだ。ところで、何、固まってる華南」
華南「!、なんでもねぇ、…てか、なんで俺の部屋に群がるんだ!ちれ!」
西牙「兄貴に向かってどんな口きいてんだ」
低い声にハッとする、西牙を切れさせたら手が付けられない
華南「明後日テストなんだよ!」
西牙「それは大変だ、東紫、北斗、部屋へ帰りなさい」
東紫・北斗「はーい」
はぁー。
いったい何がしたいんだあいつら…
人の事だと思って…
…
ダメだ
勉強しよう…
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