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危険な俺たち〜むつ〜
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むつ「てめーいい加減にしろよ!!」
ーパシャ
リオ「さてさて、うまく撮れたかな?」
リオはむつの声を無視して写真のフォルダーを開いた
リオ「あは、なにこれ、縁側に猫の写真なんか撮ってある、うけるぅ〜」
むつ「関係ねェーだろうが!!ってか気が済んだんならつよしを解放しろよ!!」
リオ「……」
ニタニタ笑ってたリオが、急に黙り真顔で携帯を食い入るように見だした
リオ「…なに…コレ…」
むつ「?」
イダテ「どうした?…ゲ!!」
ヤナギ「…!!は?!」
リオの驚いた表情に、むつを拘束していたイダテとヤナギが立ち上がり、リオが持つむつの携帯を覗き込むと2人そろって絶句する。
なに?俺の携帯に何かあったっけ?
むつが記憶を辿っていると、リオがクスクス笑だす。
リオ「僕が撮ったのよりずっと素敵な写真があるよ、ねえ、見て見てシャオ」
リオが携帯の画面を、こちらに向け、むつの前にしゃがんでいるシャオに向かって、携帯を近づけた
何の画像を表示してるのか分かった瞬間、むつの血の気がサッと引いた。
リオ「むつ、修二君ってエロいね」
リオがシャオに見せていたのは、マキが送りつけてきた
〝修二のフェラ写真〟
ーガターン!!
リオ「痛!!」
むつは椅子に縛られたまま、目の前に出されていたリオの持つ自分の携帯を瞬時に凄い勢いで蹴り上げ、蹴り上げられた携帯は宙を舞って、そのまま床に叩きつけられて大破した
シャオ「リオ!」
イダテ「てめー!」
ーガッ
携帯と一緒にリオの手も弾いたのでリオが右手を抱え込み、シャオは慌てて立ち上がる。
むつが大破した携帯を見て笑うとイダテが頬に一発入れてきた
口の中に鉄の味が広がったが今はそれどころじゃなかった。
シャオ「リオ様、大丈夫ですか?」
リオ「大丈夫だよシャオ、ありがとう」
シャオがハンカチを出し、素早く自分の手を拭いて、蹴り飛ばされたリオの手を優しく両手で包み込む、手は赤くなっただけで他にはなんともなさそうで、シャオは胸をなでおろした。
大破した携帯をヤナギが拾いあげるが、もう画面が割れていて電源が入らない
ヤナギ「何あの写真」
ヤナギが不機嫌そうにむつを睨む
ヤバイ…なんで消しとかなかったんだ俺!クソ!マキのせいだ!あの変態が写メなんか送りつけてくるのが悪い!!
むつ「…」
ヤナギ「修二にフェラさせてんの?それとも誰かにさせたのを撮ったの?」
むつは口を開かなかった、下手に弁解してボロが出ても困る…それに写真のデータはもう無い、それが全てだ。
ヤナギ「ハッ、やっぱりお前らホモなんじゃん、何?修二に突っ込んでるの?突っ込まれてるの?」
ヤナギはイライラして、怒気を含んだ声を出す。
イダテ「は?ホモ?マジで!?」
イダテは嫌悪感丸出しで「げェ〜」と舌を出し、眉間にシワを寄せる。
リオは何も言わないむつを見てニヤリと口角を上げた。
リオ「修二と付き合ってるの?」
むつ「男同士でそんなわけねぇーだろ!」
標的が修二に向いたのをなんとかしようとしてごまかしてみるが、上手い言葉も考えもなくて焦る
…何か話がマズイ方に進んでる気がする…
リオ「この場で修二を裸に剥いてみれば分かる」
むつ「ふざけんな!!!」
すると、この最悪のタイミングで、むつの後ろからシマの声が響いてきた
シマ「リオさーん!2人を連れて来たっす」
むつが振り返ると、シマの後ろに、華南と修二が立っていた。
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