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俺たちの恋心〜むつ〜
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華南の言った言葉が信じられず、何言ってんだ?って顔したら、華南は真剣な表情で俺をじっと見てやがる…
え?それより前って?…それよりって、高1より前ってこと??
少なくとも高校の間、俺のことが好きだったってこと?
むつ「ありえない!あいつ女いたし!」
華南「彼女って見たことある?」
むつ「………ん?……たまに一緒に女達と遊んでるじゃん」
華南「遊ぶやつじゃなくて、彼女。修二って俺らの誘い断ったことないし、結構一緒にいるだろ?いつ彼女と会ってたのか疑問だし、彼女って紹介されたことある?」
は?え?…改めて言われると…彼女って紹介されたことねーなー…
むつ「…ない…けど…、良く女とヤって、朝まで離してもらえないとか…言ってたじゃん」
華南「…」
むつ「それに、中学の時はいたぜ、スッゲー好きな奴みたいで、失恋してめちゃくちゃ落ちてた時期あるし、………あっ…」
しまった…俺、余計なことまで。
華南「それって、トラウマになってるやつ?」
むつ「う…、うん」
華南「それって相手見た?」
むつ「…車で迎えにきたのを遠巻きに…」
華南「相手、男じゃね?」
むつ「は?……」
男?修二が男と?
車の相手…俺見てない…年上の女と付き合ってんのかって思ってて…修二もそんなこと言ってた…、でも、実物も写真も見たことない…相手と終わってから禁句みたいになって…俺もいちいち詮索しなかった。
むつ「…相手に会ったことも見たこともないし…、俺、実は修二から何も聞いてない、あいつ自分の話ししないから…、ただ…二週間近く部屋から出てこなかった。奏一さんも会わせてくれなくて…、いつまでたっても出てこないから、俺が合鍵使って入って、無理やり引っ張り出した」
待っててやっても修二は自分から行動を起こさない。
もしかしたらその時慰めたから、そばにいてやったから俺を好きになっちゃったとか?
むつが難しい顔で考えていたが、華南がポンッと背中を叩く
華南「まぁ、ソレは本人が話してくれるまで待つけど。今の修二は戸惑ってるだけだから」
むつ「戸惑う?」
華南「好きな奴に愛されたり愛したり、幸せが怖いってやつ?」
むつ「は?…あい?」
華南「俺がむつと初めて繋がった時、頭が沸騰するくらい嬉しくて、幸せで胸が締め付けられて苦しかったから。修二も長年の片思いが叶ったんだ、喜びゃいいのに、実感ないみたいだったから、むつに入れさせてみた。そしたら、修二の仮面がぶっ壊れて照れまくってやんの、見てて可愛くてさ」
華南が臭い言葉を並べていて寒くなる。愛?愛して?沸騰?、言ってることがよくわからない…だって、それが本当なら…修二は俺に少なくとも5年は片思いしてて、好きなのに素直になれないってことで…
でも…
むつ「それっておかしくねーか?俺らが付き合うの1番渋ってたの修二だぜ?」
華南「体からはじまったんだ、怖いだろ。今は良くても、いつか男同士をおかしいと思って女に取られる、それならって身を引くってーのが修二の考えそうなことだろ?」
むつ「あ…」
華南「それに、むつ。修二に自分の気持ち話したことあるか?」
むつ「!」
華南「お前、自分が普段修二になんて言ってるか考えてみろ」
むつ「俺、なんか…言ってる?」
華南「…勃つんだからヤらせろ、股開け…」
むつは、普段修二に向けて発してる言葉を思い出してみて青くなる。
『あー!グダグダうっせーなぁー!!ヤらせろよ!!さっさと股開け!』
修二『むつ、なんでシたいの?』
むつ『勃ってるから?』
むつ『俺が確認しろって言ったら、その後俺にまたがってセックスしたじゃん。あれって恋人になったってことだろ?…華南が言ってた』
修二『むつ、恋人っていうのは好きな人同士がなるもんなんだよ?むつは男の僕を好きなの?』
むつ『…だと思う…』
修二『思うって…それって“好き”っていうのとは違うでしょ?』
俺…セックスの話しかしてない??
修二『おかしいよ…セックスしたいだけじゃん…俺…ヤダよ…』
俺…?俺じゃん!俺が原因じゃん!!
もしかして、俺めっちゃ酷い奴?いや、もしかしなくても酷い奴?
愕然としたむつの表情に、華南が笑う
華南「そんなに青くなんなくても大丈夫だよ、修二はむつの性格も口の悪さも熟知してるし、それに修二は、好意が無い人間とどうこうなれる性格じゃないだろ?。たださ、優しい言葉の一つもかけないと、修二だって好かれてる自信は持てないだろうな」
性欲魔人が真面なことを言っている。
流石お姉様達とヤりまくってるだけはある。
俺…考えるのに精一杯で…
華南「待てないなら、話してくれば?喧嘩腰じゃなくてさ」
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