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俺たちの恋心〜修二〜2
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唇を離したら、むつに強い力で引かれて抱きしめられた。
ードキ!
むつに抱きしめられた瞬間、修二の中で抑えていた感情がパチンと弾けた。
むつ「修二!ごめん…あのさ!」
喋り出した唇をキスで塞ぎ、自分より体温の低いむつが気持ち良くて、キスを深める。
むつ「ん…ちょ、しゅ…んん」
キスに翻弄されてるむつが愛しくて可愛くて、夢中で舌を絡めた。
唇から漏れる吐息、むつが感じてるのが分かって、下半身に目をやる、だんだんと息が上がるむつを堪能しながら、膨らみに手を伸ばし、ここ数日で知ったむつの弱い所に指を這わせて緩めたベルトの隙間から手を突っ込み、そこばかり集中的に触って、甘くなる吐息に夢中になる。
むつ「しゅ……じ…、……ま………、待てって!!」
強い力で両腕を掴まれて、無理やり引き剥がされ、我に返った修二は、自分のしたことに顔を真っ赤にして驚き、慌てて右手で顔を隠した。
ヤバ!
そう思ったがとっくに遅くて、むつが修二の股間に視線を落とし、修二は慌ててカーディガンの前で隠す。
むつの驚いた表情が痛いほど刺さった。
むつ「え?修二…」
ぎゃーーーーーーーーーー!!!
修二「い、言わないで…」
むつ「もしかして…」
うぇーーーーーーん!!勘弁して!!
修二「むつ、黙って」
むつ「…俺に…欲情してるの?」
修二「っ…」
ヒィーーーーーーーーー!!!
大崩壊した精神は大きな衝撃で全ての機能を停止した。
むつが近づいて頬にそっと触れる。
ヒンヤリして心地がいい…
むつ「お前…熱くないか?」
反対の手がおでこに触れて、両手で包まれなんだがふわっとした気分になる
むつ「バッカ!熱あるじゃん!!」
修二「へ?」
むつ「へ?っじゃねーんだよ!」
むつが睨んで来たけど、その心配した眼差しがくすぐったくて、むつの手を握って頬をすり寄せた。
修二「むつの手…気持ちいいね」
むつ「おまえさー…」
ーコンコン
言いかけたところで、教室の扉がノックされてギクリとした。
忍び寄るように扉に近づき、鍵を音がしないように外して、ゆっくり扉を開けて外を覗く。
修二「………、あ!華南!」
華南「よ!」
扉の外には、あぐらをかいて座る華南がいた。
廊下で会話を聞いていただろう華南は、のっそり立ち上がり、ニヤニヤしながら部屋に入ってきた。
むつ「なんだよ、聞いてたのかよ」
むつが苦々しい顔で華南を睨んだが、華南は扉を占めてから、修二の方を向きながら返事をした
華南「まーな、青春を見届けてみた。修二、具合は?」
華南の手が修二の額に添えられ、反対の手は華南のおでこにあてられる。
華南の手もヒンヤリしていたので、それでやっと自分に熱があるのだと自覚した。
修二「なんとも……華南の手も気持ちいい」
うっとりと目をつぶってつぶやくと、華南が困ったようにつぶやいた
華南「すげぇ凶器…」
修二「へ?」
華南「いや、こっちの話」
フイッとそっぽを向かれて、手が離れたかと思ったら、華南が目の前の椅子を引いて、僕に座るように即した。
突っ立てるむつと向かい合うように向けられた椅子に僕ちゃんは黙って座る。
修二が椅子に座るのを見届けた華南はむつに向き直った。
華南「ドクターストップ、つーことで修二を回収するけど、話しはまとめてからな。まずむつ!」
華南がビシッとむつを指差してニンマリと笑う。
華南「お前のイライラは『嫉妬』だから、気持ちを言えとは言ったけど、肝心な言葉が抜けてるから」
むつ「は?嫉妬?」
え?嫉妬?
華南「他の奴とベタベタするからイラつくって俺みたいにハッキリ『他の奴に触らせたくない』って全文言葉にしなさいよ、ま、嫉妬してるむつ可愛かったから見てて楽しかったけど…」
へ?他の奴?ここ男子校だよ?
むつ「かわ…!?てめー!!」
華南「はい、吠えるのは後!修二が具合悪るくなるだろ」
むつ「ぐっ…」
華南「せっかく告白したのに、嫉妬でイラついて言っても、伝わらないぜ」
むつ「ぐぐっ……」
むつが拳を握りしめてブルブル悔しそうにしている。
華南はそれを楽しそうに眺めていた。
すると今度は修二と向かい合う華南。
人差し指が〝トン〟っと胸の上に置かれ。華南の瞳は優しくも厳しくなった。
華南「誤魔化すなよ」
低い声が深いところに響く
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