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変化する俺たち〜むつ〜
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華南がマジなのは分かったけど、だったら尻の中で動いてるの止めてくれないかな?俺…2回も出したのにまた元気になってるし…オモチャじゃイけなくて…ちょっと…キツイ…
悶えるむつに、華南が意味ありげな視線をなげた。むつにはそれが何か分からなくて、シーンを握りしめる。
むつ「…くっ…ふ…」
修二「華南もうやめて、い、言うから…」
華南「そう?んじゃ…」
華南は白々しい返事でバイブのスイッチを切り、一緒にベッドの上に座る。
修二は背筋を伸ばして切り出した。
修二「…あの…………、…引かないで…んーん、気持ち悪かったら…あやまるし、めんどくさくてごめん…」
修二からこぼれた言葉は、どうしようもないマイナスな単語。まだ言うかって言ってやりたいが華南に睨まれた。
さっきっからなんで俺が修二を否定するみたいに言われるんだ…、俺は修二を否定したことなんか1度もない!
修二「僕男だし…そういうの割り切ってるから…、ダメなら…はっきり言ってくれていいから…」
むつ「はぁあ!?」
なんか雲行きの怪しさに思わず声を出たら、すかさず華南にバイブのスイッチを一瞬入れられた。
むつ「ぎゃぁ!」
それを見た修二は、慌てて飲み込んでた言葉を吐き出した。
修二「ごめん!…あの!僕ちゃんね、むつのこと意識…したの、小1の時で、気になって気になって、小3でクラス別れた時にさ、わ、分かったんだ!…そ、そ、その、むつを特別な目で見てるって!!…でも…あ、あの、男同士は普通じゃないって分かってたし、人生初恋は実らないって言うじゃん!だから…ずっと黙っておくつもりで、こんな風に、付き合う…とか、こ、恋人になれるとか思ってなくて!あの!だから!僕ちゃんほら、男だし、遠慮なく言ってね、やめたくなったら、ウザいとか、めんどいとか、もう終わりにしたいとか…、いつでも終わりにしていいから、俺!女じゃないからわずらわせたりしないから!」
むつ「は?」
一気に色んな情報が入ってきて、小1から?初恋?やめる?うざい?めんど?脳の中で渋滞を起こしてる。無駄なクラクションがけたたましくて、とりあえず俺は修二の地雷を踏んだらしいことは分かった、後は、1度整理したい。
修二「………僕ちゃん、時々ボーッとしてむつに迷惑かけてるじゃん、むつに優しくしてもらいながら、ずっとそんな目で見てて…、気色悪いよね……そんな前からとか…ごめん…、めんどくさくて…うざいの今だけにするし」
時々起こる発作的なやつの事を指してるのか?
俺、アレだけが修二の唯一甘えてくる時間な気がして、ちょっと大切な時間で、めんどうとか、うざいなんて思ったことないのに、むしろ…嬉しかった…のに…
なんか、俺…、かわいそくない?
むつ「おまえさぁ…」
修二「…き…なんだ」
むつ「…」
華南「…」
修二「……む…つ…が………………
…………ッ…………………好き……」
そう最後に、震えながら言ってきた修二。
想像と違って甘さを含まない怯え震えた声。
むつ「だからお前馬鹿だろ?
俺、ちゃんと好きだって言ったじゃん!お前に好かれて嬉しいに決まってんじゃん!!」
最後の素の部分の告白がなきゃぶっとばしてた…
むつ「うざいなんて思うわけないじゃん!幼稚園からつるんでるんだぜ、めんどいって言ったのは、お前の頭良いから複雑に考えるから、俺じゃおっつかないし、もう言わない、ごめん。ちゃんと好きだから」
うつむいてた修二が、俺の言葉に肩を震わせマクラに顔を埋める。
え?え?泣いた?!泣かした!?や!勘弁してよ!泣かすとか勘弁して!
慌てて修二の腕を掴んで引っ張ると、修二が驚いて顔を上げた。
驚いた瞳があるだけたで、涙はない。
な、泣いてない…、よかった…。
修二「…むつ?」
なんなんだ修二のやつ、ビビらせんなよ、全く…、好きなら好きって言えばいいだけじゃん。頭良いってずっと思ってきたけど、バカじゃん、普通告白と同時に別れ話とかするか?意味わかんねぇ。
片思い長い相手に告るのがしんどいのくらいは分かるけどさ…。
小1から?小1からってなんだ!1.2.3.4.5.6年、中学が3年、高校が3年だから…6+3+3=……ん?…え?…12?…いや、待て。1.2.3.4.5.6.と7.8.9.…10.…11.…じゅう…に…。
え?12年!?マジに?真面目に!?すげぇー人生の半分じゃん!ってか半分以上じゃん!!は?意味わかんない!知らなかったし!!そんなそぶりなかったし!!え?じゃあ。
俺のこと、超好きじゃん!?
ん?じゃ…なんで?
むつ「じゃ、何で触るの嫌がんの?」
修二「ッ…。…ッて…から…」
むつ「は?」
修二「…か、…感じすぎて…我慢できなくなっちゃうから…」
むつ「はぁあ!?」
修二「ぼ、僕ちゃんだって高3男子なんだよ!?性欲はそれなりにある!でもむつは人目気にしないし、僕らのことバラして回るから!僕ちゃんが自制しなきゃしょうがないだろ!?」
むつ「はぁ?勝手に自制すんな!お前のせいでこっちは無い頭使って悩んで、欲求不満だ!…」
修二「だから、むつが節度をわきまえないからだろ!?」
むつ「せつど?なんだそりゃ!?俺が自制すりゃお前がエロエロでいるってことか?」
修二「エ…エロエロって…」
むつ「カップルって言ったらさ!甘々なんだよ!ラブラブだから恋人だろうが!手が触れるたびにドキドするとか、手をつないで帰るとか、我慢できずキスしちゃうとか!そばにいたくて仕方ないとか、俺はイチャイチャしたいの、もっといっぱいヤってテク磨いて、抜かずにヤりまくるとか!2人を俺のテクでメロメロにするとかしたいんだよ!」
一気にまくし立てたら、修二の全身が朱色に染まってた。
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