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めんどくさい俺たち〜修二〜DVD
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その後のむつはずっと不機嫌で、授業中何度か目が合ったが、すぐそらされた。
外は雨が降り出し、天気予報では10%だったのについてない。
むつの機嫌は放課後も変わらなくて一緒に帰った華南が苦笑いしたが、むつに僕ちゃんの秘密を話す訳にはいかないし、今日はそのまま解散して、遊ぶ約束はしなかった。
お姉さんの入院中はずっと機嫌よかったのに…。
あんなに毎日触れ合ったのに、それが急に無くなると、体が物欲しげに疼く…。
まぁ、体調管理を怠った自分のせいだが…
まぁ、ちょうどいいか、テストの山場ノート作って夕方持って行こう。
その時に謝っとこう。
テスト勉強始める前に…一回くらい…シときたいな…、僕ちゃんから誘ったら…引く…かな?…
…。
恥ず。
いそいそノートを完成させて、夕方雨の中、むつの家に向かう。
シャワー入ってきたりして、いつそうなってもいいようにした。馬鹿だね。
むつの部屋の前に立つたびに、緊張してる気がする。
今までで一番緊張する…。
期待してる癖に、その期待を悟られたくない…本当は触ってキスしたいのに、むつや華南がしてくれるまで待ってる…。
僕ちゃんって本当にめんどくさい生き物だ。
ーコンコン
むつの部屋をノックしたけど返事がない、でもさっきっから人の気配と物音はしてる、テレビつけっぱなしで…寝てるのかな?
僕ちゃんが扉を開けて中を覗くと、びっくりする光景に遭遇した。
テレビにヘッドホンをつなぎ、下半身丸出しのむつが、オナニーしてる真横からの図。
瞬間固まった僕ちゃんは対応に遅れ。
テレビに夢中だったむつが僕ちゃんに気がついて、飛び上がった。
むつ「うわっ!!なんでいんの!?」
飛び上がったむつは、すぐさまテレビを消して、紙袋からはみ出てる数枚のDVDを隠した
修二「ご、ごめん、テスト前だからノート届けに来た、ノックはしたよ!」
題名が…、目に入ってしまった。
『女子校生の放課後のいけないレッスン』
『彼女は巨乳お嬢様女子高生』
AV…まぁ…普通そうだよね
ーツキッ
女の裸を見てオナニーなんて普通のことなのに、チクリとした。
下半身丸出しで半立ちのむつは、赤い顔でズボンをぱっと上げてノートを受け取ってあぐらをかいて座り、誤魔化すみたいにノートの中身をパラパラめくって眺める。
視線が合わない。
むつ「…ああ、サンキュー、超助かるわァー、あはは」
修二「……あの…さ」
むつ「ん?」
修二「…抜いてあげよっか?」
むつ「え!」
目をパチクリしたむつは、驚いた様子で、不快には思ってなさそうだ。
修二「邪魔しちゃったし…」
少し頬の赤いむつに、僕ちゃんはそっと近づく、膝をついて正座して、むつの様子を伺ったが、むつは驚いたまま。
僕ちゃんは自分が持ってきたノートをむつの手からどかして床に置いて、ノートに隠れてた盛り上がってるむつのそれを、ズボンから取り出して、そっと右手に包む。
あっけに取られたままのむつに、軽く唇を触れてから、かがんで髪を耳にかけて、先端に口付け、少し湿ってるそれを口に含んだ。
ピクッとむつが反応したが、嫌がられなかったので、そのまま口をすぼめて上下に動かす。
むつ「ぁ…ふっ……っう…」
むつは溜まってたのかすぐに息が上がって、ビクッと震えて僕ちゃんの口の中に予告なく射精した。
むつも自身の早さに驚いて、カッと顔を赤らめる。
むつ「ご、ごめん!」
量が凄くて口から垂らしてしまったら、むつが慌ててティッシュを取って僕ちゃんの口を拭いてくれた。
修二「ありがと……」
むつ「…」
妙な沈黙にモジモジして、この後のことで悩む。
何て言おう。「スる?」って聞くのか?いや…、ストレートすぎる?
僕ちゃんてばシラフでエッチに誘ったことないし…、どうやって誘ったらいいか分からない、しかも、誘うって…紬さん居るからしないって言ったの自分だし、…、でも、静かにして一回くらいなら…とか…。
ってか、淫らな方法の誘い方なら幾らでも思いつくのに、普通にってどうすればいいか分からない…。
むつ「…修二」
修二「な、何!?」
いかがわしいことを考えてたら、割と真剣なトーンのむつの声に、ビクッと背筋を伸ばす。
恥ず!僕ちゃん恥ず!!
むつはズボンを履き直していて、僕ちゃんの前に横向きにあぐらをかいて座っていて、少しうつむき気味だった。
むつ「俺に言っとく事とかないの?」
修二「え?」
うぇ?…SEXしたいってこと!?
じゃ…ないね、そんな空気じゃないし…。矢っ張り事件の事だよね…、それは言う気ないし…、ってかここまで食い下がるなんて他に何か情報得たのかな?
うーん。谷崎は兄貴と約束してるから絶対漏らさないし…、アヤちゃんは何も知らないし…、華南?華南は…たぶん…大丈夫…。
華南に公園で抱きしめられたのを思い出し、自分の腕を握りしめる。
大丈夫、華南は大丈夫。
その姿を見ていたむつは、眉間にシワを寄せた。
むつ「分かった…、もういい…」
あ…、また、怒らしちゃった…。
なんとかなる、なんとかなると思っていたけど、結構ダメなとこまできてたみたい。
次の日の朝、むつは、僕より早く学校に行ってしまった。
避けたことはあっても避けられたことはない…。
避けられるのは、やっぱり気持ちのいいものではないね…、むつが怒るのももっともだ。
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