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俺たちの秘密〜修二〜
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さっきの寝室へ戻る。
二人きりになったら、何故か急にむつがソワソワしだした。
修二「どうしたの?」
むつ「ど、どうしたってどうした?」
修二「なんかソワソワしてる」
むつ「してねーよ!…してるか?、してるな、二人きりだぜ?」
ちょっと顔の赤いむつ。
さっきまで谷崎の前でベタベタして恥ずかしいこと平気でしてた癖に…
修二「…谷崎の家だよ」
むつ「…ダヨナ〜。話しって?」
修二「座って、聞きたい事あるんだ」
ベッドに座った僕が隣を示すと、むつが少し間を空けて僕の隣に座る。
修二「…こないだむつが、1人で学校行ったことあるだろ?」
むつ「えっ?…んー…あ!アレか?奏一さん乗り込んできた日?」
修二「うん、…屋上で、吉良さんと話てたの覚えてる?」
むつ「ん?うん…それが?」
僕の目を見て首を傾げる。
むつの表情は普通だ。
修二「僕ちゃん、アレ聞いてたんだ」
むつ「…」
少し考えたようだけど、それで?って顔してる。何を話してたのか覚えてないのだろうか?
僕の真剣な眼差しに、何かを思い出したようにちょっとだけ焦ったようすで聞いてきた。
むつ「…どっからどこまで?」
修二「…男同士のSMDVDが気持ち悪いって辺りから………僕とセックスしなきゃよかったってとこまで」
むつ「ッぶねー、あ、いや、…それで?」
あからさまにホッとして、でも、また僕の目をまっすぐ見てきた。むつに後ろめたい様子は無い。でも、僕はむつの言葉の意味を知りたい。僕が聞かなかった部分に何か秘密があるみたい。
むつ「なに?どうした?」
修二「…僕とのセックス後悔したの?」
むつ「え?う〜ん、ちょっと…」
修二「…そう…」
むつ「お前だって後悔してるじゃん、告ってからセックスすれば良かったって。順番逆だから信じないんだろ?」
修二「順番?」
むつ「告白して、両思いになって、デートして、手を繋いで、3回目でキスして、10回目でエッチだっけ?」
修二「は?」
むつ「ん?違ったか?10回もすりゃ十分じゃねぇ?」
なんか…予想の斜め上の回答…
ってか、発想が古くない?
だめだ、この様子じゃ、一個一個聞いた方がいいみたい。
修二「あの…むつ…、男同士はめんどくさいって」
むつ「めんどくさいよ?…あっ!違う違う!めんどくさいって言わない約束だった!違くて『隠したり、気にしすぎたり、俺には向かない、もっと堂々とイチャコラしたい』ってこと!」
イチャコラ!?
修二「…ぁ、男同士は気持ち悪いって」
むつ「気持ち悪いよ?お前と華南以外は絶対あり得ない!お前とシちゃった後考えたんだ、修二の裸は見たいけど、他のは想像しただけでゾッとしたし、男で恋愛とかもっと無理、ってか今は修二と華南以外は恋愛も考えらんない、女もあり得ない」
修二「…」
むつ「なんだよ!お前だってそうだろ?それとも、他の女子に目が行く?無いだろ?お前、俺にベタ惚れだし」
修二「…あの…、僕ちゃんは…元々ゲイで…女の子に目はいかなくて、恋愛対象は男だけなんだ…」
むつ「は!?」
修二「もちろん今は、むつと華南以外考えらんない」
むつへの片思いが辛い時、他を探したこともあったけど…
むつ「恋愛対象が男!?聞いてねぇ!!」
修二「ゲイだって言ったことあるよ」
むつ「はあ!?そんなんじゃ分かんねぇーよ!!」
ズバリ答えで。分からないって言われても困る…。
むつ「じゃあ、お前にとって男子校はハーレム状態な訳!?」
いや、違うんだけどな…
修二「うちの男子校は、やさぐれてるの多いじゃん僕ちゃんにも好みが…」
むつ「あっ!!そういえば!俺と華南タイプ全然違うけど!?お前の好みって?ってか俺だよな!?」
見た目は………
むつ「なんで黙るんだよ!!」
修二「好きになった人が好みだよ」
むつ「ガァーン!華南が良いんだな!そうなんだろ!!」
修二「そうじゃないよ…」
確かに始めて見た時はかっこいいと思ったし…見た目の割りに優しくていいなって思ったけど…
修二「そう言うむつは?」
むつ「は?俺?…俺は好みもクソも見た目じゃねぇーし…女に理想はあったけど、そんなん今はどうでもいいし。修二と華南が好きなんだし」
ハッ!この子サラッと殺し文句言ったよ!?
むつ「証拠ならあるぜ!他の男の触ってみたけど、気持ちが欲情しなかった!、ってか擦られて勃つくらいはするけど、修二と華南の時みてーにドキドキときめかねーし、2人には気持ちが欲情する…」
と?ときめき!?可愛いこと言ってるけど。他の男の〝触ってみた〟って単語にすっごい引っ掛かりを覚えるんですけど…。
むつ「修二」
むつの顔が近づいてきて唇が触れる。
僕の右手を両手で取って、むつの左胸にぴたっと当てられる。
ードキドキドキドキ
僕ちゃんと同じぐらい早い心臓の鼓動がそこで脈打っていた。
むつ「ほら、ドキドキしてんだろ?」
修二「うん…」
むつ「キスは怖くない?」
修二「むつのことは怖くないよ」
むつ「今までごめんな、…その…強引にエッチとかして…嫌だったよな?」
修二「…。僕、むつに触れられて嫌なことは一度もないよ。キスされると甘くて…、セックスは…溶けちゃいそうで、抑えが効かなくなっちゃいそうで、やっぱ恥ずかしい…。むつ、段々上手くなってるし…」
むつ「マジ!?上手くなってる!?」
修二「…うん…、そばにいるだけで思い出しちゃって…、色々ヤバイ」
むつ「マジ!?じゃあ!俺とのセックスは気持ちいいんだな?」
修二「…良すぎて…困る」
むつ「ああ!良かったぁ!俺…てっきり無理強いだったかと…」
修二「違う!……あの…本当に恥ずかしくて……。ッ…。あの…もう一個聞いていい?」
むつ「なんだよ、全部聞いとけよ」
修二「むつさんは、凄くエッチな子はお好きですか?」
むつ「?、エッチな修二は好きだぜ?」
修二「…僕…調教されてて…」
むつ「そういう言い方すんなよ!」
修二「違くて、…むつSMでよがるなんてドン引きだって…」
むつ「はぁあ!?…いや、俺はSM好きじゃないけど…。わざわざ痛め付けたり傷つけて泣かせたりは理解できないって事で、お前が本当に気持ち良いなら、俺は引いたりしねぇよ?俺は、修二を泣かしたくないし、痛い思いなんかさせたくねぇから、やって欲しいって言われてもできねぇけど。ってか、修二で引くとかないから。華南が意地悪して、お前が『うりゅっ』ってなってると、色っぽくてたまんないから俺もついつい意地悪したくなっけど。修二はやっぱり意地悪されてる時より、甘やかされてる時の方がとろっとろに瞳が溶けてエロくて可愛くてエロいから…、お前とんじゃってるから覚えてないだろうけど、『もっと』って言い出すとマジ殺人的にエロ可愛いいし好きだぜ」
ひィーーーーーー!!
恥ずい!死ぬ!顔から火が出そう!!
むつ「それに、こないだは…」
修二「もういい!もういいです!!」
むつ「あははは!超真っ赤!どこが凄いんだよ」
ケラケラ笑い出すむつ。だからちょっと悔しかった。
修二「本気だしてやる」
むつ「あはは…は?本気?」
むつの胸ぐらを掴んで押し倒し、唇を奪って舌を滑り込ませる、同時にむつの1番感じる両方の突起を爪でカリカリ引っ掻いて摘まんだ。
むつ「ん¨ーーーーッ!!」
ビクーッとむつが弓なりに反って、僕の服をぎゅーっと掴んでビクビク震える、むつにお構い無しに、弱いとこばかり狙って口内を掻き乱し、服の中に手を滑り込ませる。
しかしむつは、凄い慌てたように暴れて、首を振って僕ちゃんから逃れた。
むつ「ちょっ!待て!それ以上はマズイ!」
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