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俺たちを壊す媚薬13
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泉は、首に抱きつく修二を無理矢理剥がしてうつ伏せにし、尻を高く上げさせ、修二のあらわになった場所に後ろから覆いかぶさり自身をあてがった。
修二「ふ…ぁ…」
熱いものが押し当てられ、期待感に喘ぐ。
うつ伏せにされた修二は、急に腕の中の温もりを失い、顔をシーツに埋めながら、誰かを呼ぶようにシーツを手繰り寄せた。
マキ「誰を探してるの?」
マキの質問に、修二は薄暗い月明かりしかない部屋で真っ白なシーツを手繰り寄せて、その先に手を延ばす。そこには誰もいなくて、真っ暗な闇の空気を掴んで、瞳は揺れる。
修二「…ぅ…ッ……む…つ……っふッアッ!」
ーズヌッ…
熱く大きい先端が修二の中を押し広げるように侵入してきて、あまりの質量に仰け反ってシーツを握りしめる。
先端の大きい部分をゆっくり押し込まれ、修二の中は、やっとの刺激にそれを逃がすまいと強烈に締め付けた。
泉「くッ……ッ…」
あまりの締め付けに、眉を顰め、力を緩めさせようと修二の感じるうなじに舌を這わせて優しく囁いてやる。
泉「しゅじ…ちから…ぬいて…」
修二「あっ…んん……か…なん……んぅ…」
泉の声に反応して震えるが、締め付けは一向に緩まない、甘く強請る声だけが口からこぼれるばかりで、泉は動けずに歯を食いしばる。
マキ「もう、泉君は、さっさと修二をヤっちゃいなよ、この僕がほぐしたんだから、押し込んだって傷ついたりしないよ」
泉「ッ…」
泉は、黒い前髪の間から眼鏡越しにマキを睨みつけ、マキの忠告に心の中で舌打ちして、一気に残りを押し込み、修二に楔を打ち込んだ。
修二「あぁアぁーーーーーー!!!」
泉「くッ…」
修二の中は信じられないくらいの熱くうねって絡みつく。あんなにほぐしたのに入り口は狭く、中は柔らかくうねって絡む、入れただけで搾り取られそうな内壁の動きに、泉は堪らず腰を激しく動かした。
修二「ひあっ、あん、かぁなん!ンん!あっ!あっ!もっと、もっとぉ…あつい…たす…けて…、たすけて…むつぅ…」
快感に酔いしれて喘ぐ修二は、泉を更に締め付け、シーツに顔を押し付けて悶える。
修二の瞳は、待ち望んだ快感によがり狂って遠いい幻を見る。
修二「あっ、あっ、むつぅ…かなぁん…」
マキはそんな修二にニヤリと笑みを浮かべて、床に転がった百目鬼の上から立ち上がり、ベッドの修二に近寄った。
シーツを握りしめて悶える修二の頬を撫ると、その手に修二がピクリと反応し、目を開けた。
修二「…つ?…」
マキ「ふふ、お馬鹿さん」
修二「ッんはぁア!」
一層激しく腰を打ち付けられて、快感に仰け反って震える。
泉は何かを焦ってるように、早急に激しく修二を揺さぶる。
修二「あぁア!あん!あ!…強い…ぃッ…ゥア!ア!…なん…かぁなん!…ちゃう!…イっちゃう!!」
体中力が入り、ビクビク痙攣した修二が絶頂に達した瞬間。激しい内壁の締め付けに、泉が修二の中に熱を注ぎ込んだ…。
泉「くッ!!…」
修二「ァアーーーーーーーー!!!!」
激しい痙攣で果て、修二はベットに身を沈める。
はぁはぁと荒い息をしながら、ぼやける視界で目を細める。目の前に人がいるのは分かっているが、それがマキだとは認識できずにいた。
マキ「修二、僕も挿れてあげようか?」
修二の頭の上覆いかぶさり、火照った頬をそっと長いく細い指で撫でると、ピクッと快感に悶えて喘ぎ、指に擦り寄る。
修二「………む…つ…」
マキ「ふふ」
マキは、ベッドの脇に置いてあった自分の鞄から、水の入ったペットボトルを取り出し、熱に喘ぐ修二の顔にジャバッと引っ掛けた。
修二「ん!?」
マキ「修二」
修二「ぅっ!…え?」
水をかけられ修二がびっくりしてるところに、マキがペチペチほっぺを叩くと、修二は夢の世界から引き戻され、ボヤけた視界がマキを写す。
修二「マ…キ…?」
マキ「…修二、大丈夫?」
大丈夫?の意味が分からず、修二は瞬きする。マキの顔がはっきり映り、ぼーっする頭が、体の違和感に気づいた。
百目鬼「そんなに良かったか?〝泉〟のペニスは…」
百目鬼がほくそ笑んで修二の濡れた髪を撫でる。
ゆらゆら欲望に揺れていた修二の瞳が、ピタリと動きを止めた。
百目鬼「フッ…淫乱。次は俺のを咥えるか?」
修二の中には、まだ泉が入ったままで、嫌でも自分が今何していたか思い知る。
修二「…ッ!!」
自分が何をしていたか気付いた瞬間、修二の表情が青ざめた。
修二「…ッ…」
修二は起き上がり恐る恐る後ろを振り返ろうとすると、マキがそれをさせないように修二の顔を両手で掴む。
さらに後ろからゴム手袋をした手が伸びてきて、泉がベッドにうつ伏せの修二を背後から抱きかかえ体を密着させ、背面座位の体制で修二を抱えたものだから、繋がった場所が更に深く入り込んだ。
修二「ぅああ¨!!嫌!!離して!離せ!!」
マキ「暴れないでよ、まだ満足してないでしょ?修二の元気だし、それに、強請ったの修二だよ?」
後ろから自分を抱える手に、ゴム手袋がはめられてるのを見て、その手が、泉の手だと認識すると、修二が必死に逃げようとして暴れるが、二人掛かりで押さえつけられては逃げられず、さらに動けば動くほど、泉のものが突っ込まれてるのを感じて嫌悪感が湧き上がる。
修二「やだ!やだ!華南は!?華南は何処?!」
百目鬼「何言ってんだ、華南は初めっからいないだろ」
修二「……」
修二は記憶が混乱しているのか、まだ意識が混濁しているのか、百目鬼の言葉に目を見開いて明らかに絶望した。
修二「…こ…え……が……」
尋常じゃ無く混乱してる様子の修二が頭を抱え崩れていく。ツギハギの淫な記憶が、修二を苦しめていた。
マキ「…ちょっと時間かけ過ぎたか…」
修二の混乱具合に1人冷静なマキに、百目鬼がマキの胸ぐらを掴んだ。
百目鬼「どうなってる」
マキ「…落ち着けよ、何度も邪魔するなって言ってんのに、あんたが余計なこと言うからだろ?。薬の副作用だよ、解毒が効いてきて、混乱してる」
マキの笑みに、百目鬼は、一瞬なんのことか分からないでいたが、マキの行動を思い返し。マキの魂胆が分かって唖然とする。
修二「…華南………むつ…」
混乱してる暴れる修二を必死に抱きとめる泉に、修二はガタガタ震えて必死に逃れようとする。
しかし、逃れようにもマキがそれを許してくれない。
マキ「どうしたの?修二。誰のでも一緒なんでしょ?誰とでも寝れる淫乱だって自分で言ってたじゃない。むつや華南のじゃなくてもいいんでしょ?」
マキに両頬を掴まれ、唇を寄せられると修二は必死に顔を背けた。
修二は、自分がずっとずっと何かがおかしいと思っていたが、自分の体が前と変わってしまっていることに今更気づく。
マキは全てを見透かして冷ややかに微笑んだ。
マキ「お馬鹿だね、今更気づいたの?」
修二「……ぁッ、…あぁ、…」
泣きそうな声は震えて、今更嫌悪感の正体に気付いても全て遅い。
好きな人の温もりを知ってしまった体は、もう、人形にはならなかった…
好きな人の代わりにしていた百目鬼から、他の男に犯されたショックなんか比じゃない。
本物の温もりに触れた体は、他人をうけつけず、修二の中の何かが壊れて崩れるような音がした。
マキ「いつでも投げ捨てる体なら、このまま、僕と百目鬼さんのオモチャになる?」
修二「…い…や…」
「ふざけんな、いい加減にしろ」
ドスの効いた低い声は、寝室の入り口から響いた。
月明かりしかない、薄暗い部屋の中。
そこには、2人の人影が息を切らして立っていた。
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