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俺たちを壊す媚薬16
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どんなに抵抗したところで、今の修二の力は、幼稚園生と腕相撲しても勝つことが出来ないくらい弱い。
修二「ふあ!…あっああ!…むぅ…つぅ…」
むつに咥えられ、快感より先に心臓がキュンッと締め付けられて頭が沸騰しそうになる。テクニックはイマイチでも大好きな人に触れられて、気持ちのこもった一生懸命な舌遣いに、薬のせいもあって普段の倍の快感が修二を襲う。
修二「ああ!むつ!ムリぃ!!…イく!イッちゃう!…イッちゃうよ!…むつぅ!」
瞳は潤み、火照った頬、開きっぱなしの口は淫らな喘ぎ声で愛しい名前を呼び続ける。
修二の乱れっぷりに気を良くして、勉強の成果があったんだと勘違いで喜んでニヤリと笑う。
むつ「イけよ」
修二「はぁああ!むつ!んあっ!…むつぅ!あはぁアあああ¨!!」
ビクビク太ももを痙攣させて、仰け反って体制が崩れたのを華南に支えられながら、修二は2人の腕の中で絶頂に震える。
修二は、今いるのがどこか、誰が見てるかも、もう頭の中にはなかった。
修二「はぁはぁ…」
むつ「すげ〜、修二の全然萎えないんだけど…」
むつが修二のものに感心していると、上から覆いかぶさってきた影にベッドへ押し倒された。
むつ「あれ?」
修二「…はぁ…むつ…」
覆いかぶさってきた修二の瞳は完全にブッとんでいた。
むつの両頬を、修二がガシッと両手で挟んで貪るように唇を奪った。
むつ「しゅ…ンんんッ!!」
修二「んン…むつ…はんん…むつ」
求める声は熱量を増して、膨らんできたむつの股間に手を伸ばす。
それを見た華南が流石にまずかろうと修二に再び掛け布団をかけてむつから引き剥がそうとしたら、修二は振り返って今度は華南の首に巻きついた。
華南「ちょっ、修二!」
修二「…なん…かなん…」
甘えた声で耳元へすり寄って、華南にしか聞こえない声で耳に熱い吐息混じりに強請った。
修二「…っと…シて…」
華南「ッ!!!!」
普段の修二では考えられないほどの甘い吐息は、華南の股間に直撃して前かがみに傾く。
その反応にむつは慌てて起き上がり、顔を寄せ合ってる2人に詰め寄る。
むつ「ずりぃ!」
修二「…」
ーむちゅッ
苛立ちプリプリ唇を尖らせたむつに、修二が唇を重ねる。チュッとリップ音をさせて、離れた唇は、むつの目の前でペロッと赤い舌が色っぽく上唇を舐め上げた。
修二「甘い…」
むつ「ッ!!」
むつは、自分で要求しておきながら、修二がうっとりとした瞳で見つめるものだから、完全にやられた。
修二は再びむつの唇に口付ける。
理性が何処かに飛んでった修二は、恐ろしく素直で、恐ろしく色っぽい。
むつ「んん、んっ、しゅ、修二」
修二「んはっ…もっと…ぎゅっとして…」
修二の強力なお強請りにクラッときて、むつもすっかり見られてるのを忘れていた。
マキ「あはは」
突然のマキが笑だし、その声にハッとしてむつは見られてることを思い出す。
百目鬼「…」
修二の様子を百目鬼はじっと見つめていた。
修二の瞳には、むつと華南しか映っておらず。むつと華南もそれぞれしか映っていない。初めて3人で居るのを目の前にして。
今までずっと引っかかっていた何かが、ストンと落ちるのを感じた。
マキ「…修二、おねだりの仕方、教えたろ?言わないと、また貞操帯はめて、さっきの続きしちゃうよ」
マキの言葉に修二がピクリと反応を示し…
修二は、むつと華南の服の裾をギュッと掴んで潤んだ瞳を揺らしながら言った。
修二「……華南…と…むつ…が、………好き、ずっと…そばにいて…」
華南「!…」
むつ「!…」
その吐息混じりの告白は、いつかと一緒で、何故か甘みを含まない、まるで懇願のように…
くしゃりと泣きそうな顔で…
呟く…
むつと華南は2人で修二を強く強く抱きしめた。
ベッドの上で、華南が最後の理性を振り絞り、掛け布団に包んだ修二を抱えて立ち上がる。
華南「むつ、帰るぞ!」
むつ「…、ああ」
華南が修二を抱えてベッドを降り、2人で足早に部屋の出口へ。
百目鬼「修二……」
その声は、今まででの中で1番小さくて、弱々しかった。
百目鬼「そいつらに捨てられたら、いつでも連絡しろよ」
修二「…」
むつ「あんた、まだ言ってんの?ちゃんと修二の言葉を聞いてなかったの?今、俺たち、将来の結婚を誓ったんだぜ」
百目鬼「は?」
マキ「え?」
泉「…」
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