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俺たちを壊す媚薬〜むつ・華南〜18
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ーチン
誰もいないラブホテルの3階廊下に、下から登ってきたエレベーターが到着して、扉がゆっくりと左右に割れて開くと、そこには、華南に抱えられた修二が身を乗り出し、むつと熱烈なキスをしていた。
修二「ん…ふ…」
むつ「んん…じ」
華南「むつ、降りるぞ」
華南に言われて唇を離そうにも、修二がむつにしがみついて離れず、むつを引きずるようにエレベーターを降りた。足早に鍵を持っているのと同じ番号の部屋へ駆け込む。
修二をベッドの上に降ろそうとすると、今度は華南の首しがみつき離れようとしない。
華南「修二、着いたよ、横になって」
横にしてやろうとしても、華南に絡みつき、潤んだ瞳でイヤイヤと首を振りながら顔を肩に埋めて、身動きを取れなくしてるのに、甘い声でねだる。
修二「…なん…もう……欲しいよ…華南」
薬の中和は済んでるはずだから、時間とともに落ち着くはずなのに、修二の乱れ具合は酷くなる一方で、そして、離れたがらない。
リオに薬を注射された時も、淫らにねだったり離れたくないと懇願したりしたが、あの時はぐったりしていて、華南とむつは修二をあやすように抱いた。でも今は、力こそあまり強くないが、熱烈で、積極的なキスは何度も華南とむつを煽った。
でも、修二の唇が熱ければ熱いほど、むつと華南の胸を締め付けられる。
俺たちは、修二の本音を聞いてしまった。
マキは、盗聴器を持って百目鬼のいるホテルの部屋に潜入していた。だから、マキの聞いた修二の本音を、俺たちは全て聞いていた。
〝…僕がどんなに淫乱でも、愛が無くて誰とでも寝れたとしても、関係ない。むつと華南の事は、セックスする前から好きだった〟
こんな悲しい告白があるだろうか?
お前は愛がなくて誰かと寝るなんて出来やしない。
普段あんなにチャラけてサバサバ大人な振りをして。本当は傷つきやすくて、寂しがりやな癖に誰も心の中に入れようとしない。
媚薬を飲んだ時に現れる修二は、お前の隠された本音の一部。
なのに、それをあさましいとか、汚いとか。エロいとなんか悪いのか?そばにいたいと思うのは悪いことか?
違うだろ!!
目の前で、媚薬に酔って乱れてねだって甘える修二。
普段あんなに頑なな修二の中に、こんな情熱的で切ないばかりの言葉が沈んでいのかと思うと、俺たちは胸が痛む。
なぜ押し込める必要があるのか?
なぜ気持ちを晒してくれない。
なぜ信じてくれない。
なぜ、愛を囁くのに泣きそうなのか?
なぜ、心の中でしか泣けないのか?
俺たちに見せられないなら、一体誰に見せると言うんだ…
俺たちのそばはそんなに苦しい?
なんでもいい、切なくて、悲しくて、怖いと思ってることでもいい、なんでもいいから、シラフの時にその言葉を聞きたい。
どうして気づかない。
修二はこんなに誠実に俺たちを好きでいてくれてる。その気持ちは純粋で綺麗だ。その気持ちに応えたくて、触れたくて、こんなに一生懸命に手を伸ばしているのに、修二の外側にしか触れられない。
どんな君でも受け止めるんだよ?
こんなに好きにさせといて
こんなに一緒にいるのに
離れられないのは俺たちなのに
ねぇ、修二
俺たちをお前の世界に入れてくれよ。
修二が華南にまとわりついてる間に、むつが服を脱ぎ捨て、華南にくっつく修二の顔を自分の方に向けさせる。
優しく頬に触れて、優しく名前を呼んでやる。修二がむつに誘われるように唇を重ね、ゆっくりと2人でベッド横たわる。
華南は、離れた修二の服を脱がすために短パンのズボンに手をかけた。
華南「…、キスだけで何回イったんだ?…」
ベッドに寝かせた修二の短パンの中は今だに収まらない熱と、パンツの中はキスだけで何度も達した熱と溢れ続ける蜜でグチャグチャだった。
修二「はぁ…むつ…」
服を脱がして、むつがローションを手にとって修二の中をほぐそうと指を入れようとしたら、修二がその手を拒んだ。
修二「…や……挿れて…」
むつ「ッ………でも…」
強烈な色香に、心臓がドッと音を立て、頭が沸騰して今すぐ突っ込みたい衝動に狩られたが、理性を振り絞った。
修二は左手を恥ずかしそうに口元に持って行ったのに、仰向けでむつと華南の前で大胆に足を開いて右手で股の間から蕾を広げて見せた。
修二「……なか…に…ちょうだい…」
むつ・華南「「!!!!!!」」
ぶっ飛びそうな理性を必死に引き止めた、それなのに…
むつが頭の中で〝優しく、優しく〟と繰り返してゆっくり柔らかい修二の中に挿入すると、修二はぶるぶる震えて仰け反った。
修二「ふぁあ……だぁ…めぇ…」
ービクッ
むつの顔に白い液体が飛んできて、むつは目を丸める。
むつ「マジ?………ッもう、ムリだ…」
優しくしたい優しくしたいと思っていても、人間限界ってものがある。
修二の腰を掴んで激しく修二を突き上げた。
腰を打ち付けるたびに、修二が歓喜に震えて仰け反ってよがる。
修二「あァあ…むつ!…あ、あ、むつぅ…」
むつ「ぅ…はぁ……っちぃ…」
修二の中は熱くて、柔らかいくせにキツく絡んで締め付ける。潤んだ瞳がもっともっととねだってきて、淫らで純粋な修二の気持ちが溢れて、たまらなく愛おしい。
そんな2人を見ながら、服を脱ぎ捨てた華南は、修二の胸に舌を這わせる。
冷静でいられる自信がないので目をつぶって突起を舐めていると、ガシッと腕を掴まれた。
修二「あっ…かぁなん…ス…して…あっあん…んん…キスしたい…」
グハッ!!
潤んだ瞳に濡れた唇。むつに喘ぎながら、その吐息混じりの声で、切なげな瞳でキスを求められ、華南の心の中は出血多量。
華南「ギャップあり過ぎて死ぬ…」
なぁ、修二…
片思いはとっくに終わってるんだぞ…
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