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育む俺たち〜修二〜
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むつの誕生日は、酷い目にあった。
僕ちゃんの家で一箱使い、その後ラブホテルに連れ込まれ朝まで離してもらえなかった…。
ほとんど寝なかったのに、朝を迎えたその日、むつと華南はバイトに行きました…。
12月に入り、寒さは厳しさを増す。
だけど僕たちは相変わらずだ。
僕ちゃんは、志望大学になんとか成績が届いてるから、このまま油断するなと担任谷崎に言われて一息つく。
兄貴は、許可してくれてからも、厳しい目で僕とむつと華南を見張ってる。
志望大学に行けなければ、あとは地元からかなり離れてしまうから、三人暮らしは出来ない。
むつも華南も、近くの就職が決まってる、今度は僕の番だ。
最近は、むつか華南のどちらかと一緒にいても、勉強している。2人が、そうしろって言うんだ。
でもその代わり、学校の昼休みの時間が濃厚な時間になってしまってる。
だって…、2人が毎日キスをしてくる!!
しかも、僕ちゃんの反応を見て、行けると判断すると、そ、そ、挿入してくるし!!
もうやだ!!恥ずいんですけど!!
学校で、誰が廊下を通るともわからないのに、2人が妙に巧みに僕ちゃんを誘惑するんですぅ!!
って!抵抗できてない自分!!
だから、むしろ…11月よりエッチの回数増えてるし!しかも、むつも華南も一回づつって決めてるみたいで、体に負担がかかることもない…。
正直…3人で揃う時間が減って寂しいは寂しいんだけど、なんかちょっと、……満たされてる………
なんて、口が裂けても2人には言えない…。
恥ず!、爆発しそう…。
こんなに気を使ってもらってるんだから、今月の華南の誕生日は、華南の要望通り、女装でデートしてあげなきゃな…。
別に…、女装が嫌って訳じゃない…。2人がそれが好きなら、してあげたいと思う…。
ただ…、ちょっと、申し訳なく思う…。
人前で手を繋ぐことも、抱きしめることも、キスをすることも、可愛い洋服を着てあげることも…、男の僕ちゃんには、普通にしてあげられない…。女の子とするようなことを求められると、少し、考えてしまう。僕ちゃんが男だってこと。
僕が女の子だったら、好きなだけ手をつないで、抱きしめて、キスしてあげられるのに…。って。
女の子じゃないにしても、せめて小柄の可愛い子だったら、女装も似合ったろうな…。僕ちゃんじゃ、ずっとは女装できないし…。
2人は、僕ちゃんがそう考えてるって知ったら、「自分がそんなこと言ったばっかりに」って、なるだろうし、そうゆうことじゃないんだよな…。別に僕は嫌な思いをしている訳じゃない。
2人の望むことをしてあげられない自分が、悔しいなって、思うだけ…。
マキ「何コレぇ♪可愛い♪」
今日は、久々にマキのマンションへむつと一緒に来た。華南の誕生日の女装用の服を借りるためだ。
むつがペラペラ喋るから、マキがニタニタしながらマンションに誘ってきた。
服を一通り見て、今はお茶飲んで喋ってたら、むつがこないだの誕生日のハートのハンバーグを見せて笑ってる。
マキ「誕生日に手作りハンバーグ?修二と華南は料理出来るんだね」
修二「このハンバーグは、玉ねぎ切って材料混ぜるだけだよ」
マキ「へー」
華南の割れたハートのハンバーグをからかうかと思いきや、感心した様子のマキ。
修二「簡単だから、マキにも作れるよ」
マキ「…無理」
珍しく、逃げ腰のマキは、口を尖らせた。
修二「何で?簡単だよ」
マキ「包丁持ったことないもん」
むつ「マジ?」
むつは、自分が持ったことあるからって、バカにしたような言い方をしてるが、むつにみじん切りは無理だ。
修二「教えてあげようか?」
マキ「…うー」
マキは、何かを渋るように唸る。
修二「本当に簡単だよ、ハンバーグ以外にも材料を切って混ぜるだけ的な料理いっぱいあるよ」
マキ「…僕、寮生だから全部学食だし…」
むつ「練習しとけば後々不便しないだろ、それに彼氏の誕生日に料理してやれば?喜ぶぜ」
マキ「………。むつは、嬉しかったの?」
むつ「嬉しいに決まってんじゃん、スッゲー美味かったぜ!」
マキ「じゃあ、修二と華南の誕生日には料理するの?」
むつ「うっ…」
得意げに喋ってたむつが、撃沈。
むつは、昔から、料理を素手で出来ることを手伝うだけで、作ることはしてこなかった。たぶん、一人で作ることはできないと思う。
むつ「つ、作るよ!作るに決まってんだろ!」
マキ「ふーん♪」
むつ「待ってろよ、まず華南の誕生日には立派な飯作って写メって送りつけてやる!」
マキ「あは♪楽しみだなぁ♪待ってるね」
むつは、有言実行、やると決めたらやる男。
だけどむつ君…。華南の誕生日、二週間後だけど…
…大丈夫?
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