アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
育む俺たち〜修二〜
-
誰かが、いつ通るか分からない。
誰かが、ドアを開けて入ってくるかもしれないのに、僕は華南の指を3本も銜え込んで、喘いでる。
修二「…イクッ…イッ…」
華南「イイよ、飲んでやる」
華南のコートを背中に敷いて横にされた僕は、前立腺を直接刺激されて快感に悶えて震える。
修二「イクッ…イクッ…イッ!!」
ーガラガラ!!
突然、前方のドアが開いて、僕は華南の口の中に熱を放ちかながら、全身の血の気が引いて血管が一気にギュッと締まった。
むつ「ビックリした?」
華南「…した。ってか修二が怯えてんだろ」
むつ「…ごめん」
むつが教室に入り、ドアを閉めても、むつの姿が見えるまで僕ちゃんは両手で口を覆い体から嫌な汗がで出た。
むつがドアを開けて入ってきたことで、飛んでた理性が戻ってきた。
ここは教室。
修二「…やっぱ無理、帰ろう」
むつ「ごめんごめん、大丈夫だよ、廊下で誰にも会わなかったし、先生たちは会議始めたから」
修二「無理だよ」
むつ「無理?お前準備万端じゃん」
むつに指摘されて気づいた。自分の今の格好を…。
下半身丸出しで、華南の指を3本咥え込んでる。
修二「うっ…」
むつ「修二」
僕ちゃんが自分の恥ずかしさに言葉に詰まると、むつが近づいてきて唇をついばむ。
むつとはもう何度もキスしてるけど、小鳥のように唇を重ねるだけのキスをむつは好んで何度もしてくる。その度に、華南や僕に比べてセックスに慣れてないんだ…って、…僕で童貞卒業したんだっけ…って思い出し、勝手に胸がキュンとする。
修二「んはぁ…むつ…」
むつ「…いけないことしてるみたいでドキドキするな…」
修二「いけないことしてるんだよ…」
むつ「修二、ちょっとだけ…」
そう言って緊張気味の切羽詰まった感じのむつがベルトを外す。
修二「まって、僕ちゃん声が…なんか噛まないと無理…」
華南「雪で濡れたとこ拭いたタオルならあるけど…」
むつ「タオル噛んだらキスできねぇーじやん」
むつが我儘言いながら、しっかりローション付きのゴムを装着手は止めない。
修二「無理無理、無理だから」
むつ「やだ、キスしたい」
そうしてワガママ王子は僕ちゃんの中に侵入してきた。
修二「まっ!…ッ…」
慌てて口を両手で塞いだ。
欲情し切った獣状態のむつが強引に、でも息を詰めてゆっくり入ってくる。
むつ「ッ…キツッ……いてぇえ?」
むつが片目を閉じて、聞いてくる。
痛くはない、ただ、体に力が入ってるだけ。
僕はむつの問いに首を振った。
華南「十分ほぐしたと思ったけど足りなかった?」
華南も心配そうに聞いてきた。
僕ちゃん再び首を横に振る。
…ってか、強引に来といてそこで気遣うなら、最初っから止めとけよ!
むつがいつも以上に慎重に入り込んでくる。
むつは、走ってきたのか、額から汗が垂れてきた、そしてその顔は、僕の締め付けに目を閉じてる。
むつ「…ッ…なんかこの感じ、修二と初めてヤッたときみてぇーでドキドキする」
え?
むつと初めてしたのは、媚薬盛られて完全にぶっ飛んでたから、未だによく覚えてない。
…もしあの時…、シラフだったら…僕ちゃんはどうなってたんだろう…、想像するだけで、怖くて…熱い。
むつ「あの日からだな…、全部が変わったの…。まさかこんな風になるとは思わなかったけど。お前の中に入れて良かったよ」
どちらの意味か掴みかねてると、むつが全て納めてゆっくりと律動を開始し、僕は快感に揺さぶられる。
修二「ンッ…ッ…んふ…んんッ」
羞恥に強張る体は、むつの熱に溶け出して、その熱さに酔い出す。
いつも勉強している教室で、こんなことをしてるんだと思いながら、すでに理性が働いてない体は、どんどんむつの熱を欲する。
むつ「手、退けてキス出来ない…」
むつの言葉に抗うことなく、その唇を受け入れ絡める。
好きだった。ずっと好きで好きで、隣に居るために、友達でいようと決めていた。
この教室に…、3年生になってこの教室に足を踏み入れた4月。むつと華南とこんな風になるなんて思ってもいなかったし、考えたこともなかった。
華南「二人ともお熱いね、俺もいい?むつ」
むつ「ン…いいよ…、結構やばい…」
華南「それは見せつけられてるこっちの台詞なんだけど…」
すでにローションゴムをつけた華南が、むつのズボンを下ろして、むつに手を伸ばす。
僕は漏れそうな声を必死に抑えてむつの唇で塞ぐけど…、むつが初めての時のことを言ったりすりから、心臓が益々バクバクしててもうおかしくなりそう。
修二「んう…んふ…」
むつ「ん…ンン¨!…しゅ…じ…動くな…」
僕は無意識に腰が揺れてしまっていた。
むつがなんとか保とうとしていたけど、僕はもうどうにもできないところまで気持ちが来ていた。
むつ「バッ…バカ!出ちまう!」
修二「…っと…むつ…もっと…」
腰を浮かせて淫らに動く僕を止めようとしてできないむつが、歯を食いしばって耐えるその顔に、僕は煽られる。
むつ気持ち良さそう…僕も…
華南「はい、修二君お待たせ」
ガシッと腰を掴まれて床に押さえつけられ、僕に覆い被さってるむつの背後にかぶさった華南が、声を掛けてきたと同時に、むつが仰け反った。
むつ「んうッ…」
むつのものが、僕の中でビクッと跳ねたかとおもったら、ググッと奥に入り込む。
修二「ツッ!!」
3人が繋がって、主導権が華南に奪われた。
華南は僕とむつをニヤニヤ見つめたかと思うと、懐かしそうに言った。
華南「初めてした時、この体勢だったな。結構ハードな初めてだったな…」
むつ「ッ…華南…なんか…デカくねぇか?」
華南「ごめんごめん、むつ君が初めてを思い出すとか言うから…」
むつ「ッれのせいかよ…」
修二「深いッ…」
華南「動くよ…」
華南が動き出すと、むつも僕も揺さぶられて快感に悶える。
むつはもう、華南のものを全部が受け入れても痛がらない。
その快感に歪む顔が、僕をさらにおかしくさせる。
あの日。
マキと出会ってお仕置きされてなかったら、僕たちはどうなっていたのだろう?
今の幸せは、なかったのかもしれない。
こんな風にドキドキすることも…
キスで溶けるような幸せも…
こうして三人で抱き合う心地よさも…
全部なかったのかもしれない…
この教室で…むつの隣で…。
友達の顔をして、もうすぐ訪れる卒業に…〝別れ〟に怯えていたのかもしれない…
修二「…ぁっ…好き…むつと華南が…好き」
この胸いっぱいの思いを伝えることもなく…
華南「好きだよ」
むつ「んうッ…好きだ…」
本当に、本当に本当に…大好きだよ…。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
408 / 1004