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番外編91ひと夜咲く純白の花の願い
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マキ「ぁあ¨ッんンン¨!!」
スティックの先端が潜り込み、尿道にズズッと銀色の棒が挿入される。
過去に先生に色々調教された僕の体は、久々の広がる感触にジンジンするような痛みと大きな快感に体を仰け反らせた。
マキ「…ッ…ひぅ…んんッ!…」
百目鬼「初心者向けのだ、痛く無いだろ?」
百目鬼さんはそう言って銀の棒を全て差し込む。
とっさに唇を噛んで刺激をやり過ごしたら、百目鬼さんの指が優しく唇をなぞり、噛み跡に口づけた。
ゾクンッ、と走る快感。しかしそれは望まない快楽。
優しい指先、優しい唇、優しい愛撫…
これじゃ…まるで…
自分の思考が導いた言葉にゾクッとして、体温が上がる。ゾクゾクと快感がせり上がり、敏感になって酔いそうになる。
フワッとする陶酔感に似た快感が生れながら、胸はキリキリと締め付けられて…
そんなわけない…
心に浮かんだ言葉を否定するたびに、軋みと快感の板挟みに身をよじる。
百目鬼さんが優しく口づけて、舌を絡めてくる。
修二は一体何を言った??
なんて言ったらこんな状態になるの??
口づけが…愛撫が…
だんだん甘みを帯びて…
マキ「ん…んふッ……んン…ふぁ…ァッ」
唇を堪能する百目鬼さんは、僕の瞳を見ながらわずかに微笑んだように見えた…
甘いキスは止むことはなくて、百目鬼さんは右手で僕の胸を弄りながら、左手は秘部をグチャグチャとかき回す。
マキ「んん¨ッ!!んーー!!」
三箇所同時の攻めに加え、時間が経ちだんだんとジンジンしてきた尿道プラグ。
媚薬入りローションが効いてきて、ジンジンとムズムズする感覚が強くなってきて堪らず逃げようと首を振ろうとしたが、百目鬼さんが僕の唇を噛むから逃げられない。
マキ「んん¨ッ!」
百目鬼さんは多分ローションが媚薬入りだって知ら無い。
媚薬入りローション使う気でいるならこんなゆるいやり方しない、攻め立てて強請らせて、そういう時は使うけど…
ゆるゆると甘い攻め苦に瞳を潤ませ、痺れる感覚に自分が溺れかけてることに気づいたけど、どうすることも出来無い…。
マキ「んはぁ!…はぁ…あっ!」
百目鬼「マキ、素直になる気になったか?」
マキ「はぁあっ…、あは♪…ならない…よ…」
はぁ、はぁ、と甘い余韻にとろけた瞳で僕が答えると。百目鬼さんは驚きの行動に出た。
百目鬼「そうか…」
低い声を漏らしたと思ったら、そのまま下がっていき、栓をした僕のものにゆっくり舌を這わせる。
マキ「ひゃッ!バカバカ!そんなとこ…あっ!」
抗議した瞬間、煩いと言うように、僕のものを横から咥えて、右手の人差し指が尿道プラグをグリグリと押し込んだ。
マキ「ヒッ!」
予想もしないことをされて驚いた瞬間の刺激に、ビクンッと大きく体が跳ねた。
馬鹿じゃないの馬鹿じゃないの!!
はぁあアッ!
頭ぶっ飛びそう!!
百目鬼さんが僕のを、っていうのもかなりヤバイんだけど、僕は元々奉仕型のセックスが多いいから、こんな刺激には弱い。
優しいのも甘いのも、酷いやり方に慣れた体には返って辛い。
百目鬼さんは確実に僕を追い込んでた。
百目鬼「そんなに気持ちいいのかマキ、もっと気持ちよくなりたいだろ?」
調子に乗った百目鬼さんのわずかに愉快そうな声を遠くに聞きながら、堪らない刺激に体をしならせて、だんだんと昇りつめ…
マキ「あっ!…ぁあ!!百目鬼さん!」
絶頂に達しそうになると、百目鬼さんは指を引き抜いて快感を取り上げる。
マキ「んンッ!……はぁ、はぁ、」
百目鬼「イきたいなら、左手を見せてみろ」
マキ「はぁ、はぁ、い♪や♪」
息を切らせながらへらっと笑う。
百目鬼さんがキレればと、わざと大げさに逆らったけど、百目鬼さんは全くキレない…。
キレてくれればこっちが優位に立てるのに。百目鬼さん、ちっとも挑発に乗ってこない…
百目鬼さんは僕を甘く攻めながら、中をかき回す指が締め付けられるたびに、攻めの手を緩めて、ドライでもイかせないようにコントロールして確実に僕を追い込む。
マキ「んふッ!…ああん……ど、どうめ…」
百目鬼「ん?どうした?」
小さい子に尋ねるみたいに優しい声、だけどやってることは結構エグい!
百目鬼「強情だな…」
マキ「ッ…、誰に何を聞いたか知らないけど、僕は…誰かに…従うつもりは…ないから…、こんなの慣れてる」
あまりの快感に、愛撫から逃げようと発した言葉…
だけどそれは、僕が先生に沢山色んな事をされたと言ってるようなもの。
それに気づいたのは、百目鬼さんの声のトーンが下がった瞬間だった。
百目鬼「……、よく仕込まれてるな」
マキ「!?」
百目鬼「お前の体には、もう初めての付きそうな行為は残ってないのか?」
マキ「…ハハッ…」
僕の初めては、処女を失った瞬間から一通りの事を経験して、今はほぼ初めては残ってないに等しい…。
言葉を選んでいたら、百目鬼さんが、僕を甘く攻め立ててくる…。
前は塞がれ、後ろは刺激されっぱなしなのに、達しそうになるたび刺激を止めてしまう。
イきたいのにイかせてもらえない拷問を繰り返し繰り返し、だんだん頭の中はクラクラしてきて、強い刺激を求めて腰が自然に動いてしまう。
百目鬼「欲しいだろ?だが欲しいなら、強請って俺に左手も隠し事も全部見せてみろよ。お前に残ってるのは、素直に甘える事くらいだろ?」
マキ「…あうッ!………ッ!…残ってない…事はない…けど、…百目鬼さんには無理だよ…」
百目鬼「なんだ…、どんなマニアックなプレイだ?」
プレイじゃないんだな…
ジンジンとして体は百目鬼さんを欲しがって欲しがって…、百目鬼さんが欲しい…百目鬼さんの気心が欲しい…。
でも、口を割りたくなくて、百目鬼さんに意地悪を思いつく。
僕は余裕のある振りでクスクス笑いながら、百目鬼さんを見つめて言った。
マキ「………ふふ♪………僕は、今まで一度も経験したことがないこと…あるよ。ふッ♪…僕は、ご主人様を持った事が無い…」
攻め立てられて少しぐったりした潤む瞳でそう言うと…
一瞬、瞼をパチクリさせた百目鬼さん。
驚いた様子で、〝ご主人様〟の意味を考えてる。
マキ「ふふ♪僕のご主人様になってみる?そしたらご主人様に従うよ♪?」
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