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*【bad medicine 】
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【百目鬼】
マキ『百目鬼さんを利用するみたいで嫌だ…』
まさか、マキがそんな風に考えるとは思ってなかった。正直、もっと緩いのかと思ってた。
今は薬のせいだと分かった。俺は利用されるなんてそんな風には考えない。だけどマキは、修二を好きだと思ってる自分を俺に触れらせたら俺に申し訳ないとか思うようだ…。
俺にも修二にも近づかれたくないって言うマキ。しかしこのまま自分で抜けと言ったところで、混乱したこんな状態だから、身を縮めるマキには出来そうもない。。
俺に責められ、一人さめざめ泣いていた…、凄く傷つけたんだ…。マキから事情も聞かず怒鳴った俺が悪い、放っても置けない。自然に薬が抜けるのを待ったとしても、いつ抜けるか……。仕方ない…。
百目鬼「薬の混ざってる紅茶は残ってるのか?」
華南「あっ、台所に…」
華南に頼んで、惚れ薬入りの紅茶を持ってきてもらい、俺とマキ以外には寝室から出てもらった。
二人っきりで、マキに惚れ薬入りの紅茶を飲ませた。
マキに薬を飲ませながら、俺は、少しズルいことを考えてた。マキと付き合ったら何か変わると思っていた、俺もマキも。だけど、俺の衝動は一向に治らないし、マキも素直なんだかそうじゃないんだか…。もう一度惚れ薬を飲んだあの時のマキが見れる…、少しだけ、期待感があった。
紅茶を飲み干したマキが、惚れる相手を修二から俺に上書きして、やっと、落ち着きを見せた。
マキ「ごめん…百目鬼さん…」
百目鬼「謝るのは俺だろ、決めつけて悪かった。そばに行ってもいいか?」
マキ「…あんまり良くない…」
百目鬼「なんだ…、許してくれてないのか?」
マキ「ちが…、泣くとか…最悪…それに……、スーツの上着…濡らしちゃった…」
泣かれるのは、困る。いつまた組み敷きたくなるかも分からないし、マキの涙は心臓に悪い。だけど、涙を見れると、本当のマキに触れてる気もする…
百目鬼「お前を泣かした罰だ、気にするな。それとも、まだ修二に惚れてるのか?俺にはそっちの方が問題だがな…」
マキ「…修二を巻き込んでごめん」
謝るのは俺の方だって言ってるのに…。俺には、お前が俺じゃなくて修二に跨ったことの方が重大なのに…、マキの心変わりなんて、想像しただけでマキに何してしまうか…自分が恐ろしい…。
百目鬼「マキ、俺が悪かった。だから触れてもいいか?。それとも、俺は帰った方がいいか?」
優しく尋ねると、「どうしてそんなこと言うの?」って潤んだ瞳で俺を見上げる。
素直なマキは、子供みたいで感情が透けて見える…、これは、惚れ薬で俺に惚れまくって心を完全に許して素直になってるからだ…。
俺も経験がある、惚れ薬でマキに惚れた時、目の前のマキしか見えなかった。マイナスな思考や制御なんて気持ちより〝好きだ〟って気持ちに支配される。こう言ったら嫌われるとか、そんな恐れは〝好き〟って気持ちに覆われる。だから、取り繕うことなく、気持ちが口に出る。あの時の俺は、マキを俺のものにしたくて、離したくなくて、馬鹿みたいなかマキを貪った…
マキ「帰っちゃっ嫌…」
百目鬼「なら、おいで」
マキの頬に残る、濡れた跡に優しく触れて拭ってやると、マキは甘えるように身を預け、繋がれた手錠がじゃラリと音を立て、俺の腕の中へ。
マキ「……これだ…」
俺の胸の中で、マキがギューっと抱きつきながら耳を胸に当ててそう呟く…
百目鬼「なにが?」
マキ「ここが…一番好き」
恥ずかしげもなく口から溢れるマキの気持ちは、俺の檻を激しく揺らす。
安心したように頬を擦り寄せるマキを見ながら、凶悪な気持ちが檻の向こうから聞こえる。
俺は…どうしてこんなんなんだ…。どうして優しい気持ちでいられない…。
さっき華南が修二を優しく抱きしめた時、俺には出来ないと思った。柔らかく微笑む修二…、あの顔を、俺は一度もさせてやれなかったし、マキをあんな風に安心させて抱きしめることが出来続けるのか自信がなかった。
惚れ薬を飲んだマキは、嘘や取り繕いはしない…
正直なことしか言えない…
百目鬼「…マキ、俺が好きか?」
マキ「うん、大好き」
びっくりするぐらいの即答で、俺を恥ずかしそうに見上げて微笑む。
百目鬼「…どこが好きなんだ?」
マキ「え?うーんと…」
ここも即答するかと思いきや、考え出したマキは、えへへっと悪戯っぽく笑いながら呟く…
マキ「好きじゃない所が無いよ♪。百目鬼さんみたいな人初めて会った。可愛いし♪、一生懸命だし♪真面目で紳士だし♪不器用で暴走しちゃうし♪面白いし♪。
好きな人を心から愛せる人♪」
百目鬼「…」
マキ「ライオンの着ぐるみ着たティーカッププードル♪僕は、大好きだよ」
こいつと一緒にいると、時々おかしくなる。
今の自分でもいいんじゃないかって…錯覚する…。
マキは…俺なんかに惚れる悪い薬に酔ってる…。
マキ「百目鬼さんは?」
百目鬼「え?」
マキは、垂れ目の潤む瞳で、俺に尋ねた。
マキ「百目鬼さんは、僕のどこか好きなとこある?」
百目鬼「ッ!?」
そんなことを聞かれるとは思ってもみなかった…。
言葉に詰まった俺を見て、マキは揺れる瞳でキレイな微笑みを作る。
何か言わなければと焦れば焦るほど、無難な言葉しか出てこない。
百目鬼「お前は、良いところいっぱいあるだろ、頭もいいし、人当たりも良いし、空気は読めるし、仕事も早い、檸檬も杏子もお前を絶賛してる。修二達だって、お前を探しに来てくれたりした。お前はみんなから好かれてる」
マキ「……うん、僕もみんな好き」
マキには、できる限り優しくしてるつもりだが、伝わってないのだろうか?
俺はマキを大事にしてるつもりだ…。嫉妬や欲望といった衝動的な獰猛な猛獣から以外では…大事にしてるつもりだが…。マキには伝わってないのか?
マキ「……百目鬼さん」
百目鬼「ん?」
艶を含んだその声、幼い表情してたマキは、すでに発情したしなやかな獣。
マキ「手錠とって…、キスしたい」
百目鬼「駄目だ、お前はすぐ跨ってくる。今日は大人しく繋がれてろ」
マキ「えっ、や…」
不安げに言葉を漏らしたマキの唇になるべく優しくキスをした。甘い吐息を漏らしながら、マキは俺に翻弄されながら求めるように舌を絡める。
マキ「はぁ……んっ…ぁ…んぅ」
このまま抜いてやれば、マキは正気に戻る…。
マキ「百目鬼さん…もっと…」
正直に戻れば…、また素直じゃなくなる…
マキ「んぅ…んん…あっ…」
キスだけで、肌を高揚させ艶めかしく紅く染め、マキが積極的に舌を絡めて身をくねらせる。空いている片手で俺のを弄り出すから、床に押し倒して空いていた手を床に縫い付けた。
拘束された方の左手が、ジャラリと音を立て、マキは両手の自由を奪われ瞳を瞬く。
百目鬼「悪戯するな、今日は、気持ちよく鳴いてろ」
俺がマキの下半身に被せたスーツを退かすと、キスだけでぐっしょり濡れて張り詰めているものがいやらしく反り返ってる。
百目鬼「キスしかしてないだろ」
マキ「ごめんなさい…、百目鬼さんのキスって、気持ちよくて溶けちゃいそう…」
百目鬼「いつもそんな風には見えないなぁ」
マキ「だって、百目鬼さんに気持ち良くなってほしいもん」
百目鬼「ここをこんな風に濡らしておいて…」
マキ「ああッ!」
昂ぶるソコをなぞると、ヌルヌルしてビクッと震え、さらにいやらしい蜜を溢れさせる。竿を握りヌルヌル上下に動かすだけで、マキがビクビク腰を跳ねさせて悶えた。だが、今日は、優しくお仕置きしなければならない。
百目鬼「怒ったのは俺が悪かった、だがお前は修二とイチャついたのを気にして謝ってばかりだ、チャラにするために、罰を与えてやる。勝手にイッたりするなよ、イく時は俺と一緒だ、大人しく喘いでろ」
予告なく、マキのビッショリ濡れたそこを銜え込んでフェラしてやると、マキ激しく反応した。
マキ「ひゃっ!やぁああ駄目ぇー!」
暴れて逃れようにも、左手は手錠で拘束された、右手は俺がガッチリ掴んでマキに覆いかぶさってるから、マキは逃れようもない。
仰け反ってビクビク痙攣しながら、イヤイヤと首を振るマキは、必死で可愛くて、ますます強く吸って舐めまわした。
マキ「あっ!ヤァああ!!汚い!!だめぇー!」
どんなに暴れてもビクともしない俺に、涙目のマキは悶えながら歯をくいしばるが、すぐに嬌声を上げて身をよじる。
ジュルッと吸い上げると歯を食いしばりビクビクっと仰け反り、根元まで咥え込むと嬌声を上げて悶える。手錠がジャラジャラと音を立てながら、お仕置きとばかりに責め立てて、勝手にイくなと言い聞かせると、マキは瞳を潤ませながら俺のフェラに堪えようと必死。
マキ「やぁあーん!だめぇだめぇ!!前はだめぇ!」
百目鬼「ん?前だけじゃダメか?」
マキ「ちがっ!違う!…ひゃあッ!!」
ズボンをつるんと剥いて、すぐに指を差し込んだ。何もしてないはずの中は、熱く緩んで物欲しげにうねる。ビクンッと跳ねる腰は、その刺激を待ち望んでいたかのように痙攣し、反り返って喜ぶから。根元を強く握り込み、そのまま抱え込んで前と後ろ同時に激しくグチャグチャに扱いて中をかき回してやった。
マキ「にゃああああああーーーッ!!!」
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