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(番外編)純愛♎︎狂愛7
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マキ「ふあぁ〜」
眠い…。美樹って子の周りで聞き込みしてみたけど、彼女あまりいい噂聞かない。悪い男に憧れてて、男関係も宜しくない。
百目鬼「眠れてないのか?」
心配そうに僕の顔を覗き込む百目鬼さん。
今日は、百目鬼さんが仕事終わりに僕の家へ来てくれた。会う予定の日じゃなかったから、すっごく嬉しいんだけど。あまりに急だったから、僕はコンビニのお弁当食べちゃった。
マキ「うん…、オナニーしすぎてシーツ汚して何度も洗ったから、百目鬼さんの匂いしなくなってきちゃって…、なかなか熟睡できないの」
百目鬼「おい、ふざけるな」
マキ「ふふ、本当だよ♪」
あははー♪超睨んでる。
本当なのに…、ついにマイケル君8号も壊れちゃったし。
百目鬼「お前は本当にセックスのことしか頭にないのか。俺が好きだって言うのは、俺じゃなくて、俺とのセックスが目的なんじゃないのか?」
呆れた顔した百目鬼さん。
んふふ、なんか百目鬼さんと僕って立場が逆だよね。
女役の僕はじゃなくて、百目鬼さんが体目的なんじゃないかって……。だってしょうがないじゃない、僕って淫乱絶倫なんだもん。百目鬼さんとはいつでも繋がってたい。好きな人と抱き合って温もりを感じていたいだけ。男の子だもん…、好きな人には触りたいし、キスしたいし、セックスしたいし、離れたくない。
百目鬼さんは、僕にそうしていたいと思ったことないのかな?
獰猛な猛獣を檻の中に閉じ込めておくために、接触を避けて穏やかであろうとしてるのは知ってる。
だけど、僕とはそれ以下なのかな?触りたいって思わないのかな?エッチな意味じゃなくても、抱き締めてそばに居たいって…
僕は…
マキ「ふふ、百目鬼さんのことが好きなんだよ」
百目鬼「…」
返ってこない言葉は、呑み込んでるんじゃなくて…
存在しないのかもしれない…
マキ「百目鬼さんが嫌なら、無理にセックスしなくててもいいよ」
百目鬼「………跨ったり勝手にしゃぶったりしてる癖に。…俺は、嫌だなんて言ってない…」
僕から求めなかったら…、百目鬼さんは、どのくらい僕とセックスしないんだろう?
それを試してみたい気はするけど、切実な問題がある。
マキ「ねぇねぇ百目鬼さん、セックスの回数減らすなら、勃起したチンコの型取らせてよ、お手製バイブにして、それで我慢するからさ」
百目鬼「……やっぱチンコが好きなんじゃねーか」
睨まれて苦笑い。結構本気なんだけどな。
百目鬼さんは、大事に優しくしてくれる。
その優しさは愛情からだって疑いはしない。
だけど百目鬼さん、その愛情はなんの愛情?
その愛情に名前をつけるなら、何て名前?
マキ「百目鬼さん」
百目鬼「あ?」
睨む百目鬼さんの首に絡みついて、唇に吸い付く。
薄い百目鬼さんの唇はほろ苦い味がする。
マキ「ん…」
百目鬼「くっ…こら!止めろ!」
直ぐに引き剥がされた。
全然物足りない。
僕は、ベタベタイチャイチャしたい…
全然足りないよ…
百目鬼さんの片思いを叶えてあげようと思ってるうちは、こんなに渇望しなかった。
付き合ってもらって、僕はどんどん欲張りでドロドロしていく…。一緒に居られればイイって、それだけで満足だって思ってたのに。
どんどん贅沢で欲深くなる。
今日だって、会える時間が少ないから百目鬼さん自ら会いに来てくれたのに、僕は満足できないでいる。
このままじゃ…駄目だ。
なんとかしなきゃ…。
マキ「…ふふ。おやすみのチューでした♪♪僕、やっぱ眠たいからもう寝るね♪。百目鬼さん今日はもう帰るんでしょ?」
百目鬼「ああ…、帰ってまとめておきたい資料が…」
マキ「今日は来てくれてありがとう、嬉しかった♪」
ニコッと微笑んで見送る。
信じてもらえないだろうけど、本当におやすみのキスのつもりだった。
百目鬼「………」
マキ「あんまりお仕事無理して体調崩さないでね♪」
百目鬼「…………」
マキ「おやすみなさい、百目鬼さん」
眉間にシワを寄せた百目鬼さんは、僕を睨んだまま。
玄関に繋がるとびらを開けて送り出そうとしたら、百目鬼さんが苦々しく吐き捨てた。
百目鬼「…………クソ…」
舌打ちした百目鬼さんが、突然僕を担いで寝室へ。ドアを乱暴に開け放ち、僕をベッドに放り投げた。
え?は?何?
僕は瞳を瞬く。
百目鬼さんは布団の中に僕と潜り込み、腕枕して僕をキュッと抱きしめてきた。
百目鬼「今日は仕事が残ってる、お前が寝るまでくらいならこうしといてやるから、そうすれば少しは匂いがつくだろ」
な、な、何?
僕の心臓は今にも爆発しそうなくらいバクバク言ってて、百目鬼さんの逞し腕と匂いに包まれて、寝るっていうより興奮しちゃったんですけど!。
結局これって、拷問と名のつくお預け。
でも、無理強いして、その温もりは失いたくない。
百目鬼さんを誘惑するのは簡単だ。だけど、彼がしてくれる優しさを、僕の欲で汚すことは出来ない。
百目鬼さん…百目鬼さん…
キュッと抱きしめ返すと、百目鬼さんは優しく僕の頭を撫でてくれた。
ああ、今すぐむしゃぶりついて押し倒してしまいたい。こんな僕はどうしようもないやつだ…
マキ「…」
百目鬼「おい、そんな目で見るな。寝ろ、目をつぶれ」
マキ「…」
目を瞑って顔を埋めても、欲ばかりが膨らんで、百目鬼さんが欲しくなる。百目鬼さんの匂いに包まれながら腕枕されて、ドキドキして、あそこがキュッと切なくなる。
今すぐキスして抱き合って、百目鬼さんの大きいのフェラして早急に挿入したい。
百目鬼さんの太いのでゴリゴリ中擦られて、僕のは先走りでグチャグチャにさせながら、身をくねられておねだりして、百目鬼さんが意地悪に微笑みながら、僕を何度も絶頂へ導いて、僕は百目鬼さんのをこれでもかと締めつける。朝までグチャグチャのドロドロに交わっていたい。
でも…
我慢しなくちゃ…、我慢しなくちゃ…。
腕枕で満足だ…
欲張っちゃ駄目だ…
マキ「…百目鬼さん…好き…」
百目鬼「…おやすみ、マキ」
ヨシヨシって、あやすみたいに優しく撫でるその手は、僕が眠りにつくまでずっとずっと撫でててくれた…
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